2010年9月19日日曜日

口癖を直して話す

富山県民会館文化教室「話し方教室」の12回目を開きました。
きょうの学習テーマは、「口癖を直して話す」でした。
「なくて七癖」と言います。人は多かれ少なかれ癖を持って
いるものです。話す時にも、仕草や言葉使いなどに自分では
気付かない癖が意外と多く現れています。
癖は一概に悪いとは限りません。時に、個性として魅力的な
ことさえあります。しかし、その癖のせいで、話をしっかり
聴いてもらえなかったり嫌悪感を持たれたりしているとしたら
残念なことです。とりわけ、口癖になっている「マー」「デー」
「アノー」「エー」などの過剰な間投詞や「やっぱり」「結構」
「ちょっと」などの無意味で無駄な言葉は、気になるものです。
折角いい話しをしているのにその良さを帳消しにするような
口癖は、直すようにしましょう。
不自然な口癖を直すには、まず、それを自覚することです。
ほとんどの人は自分の癖に気付いていません。人に指摘されて
初めて気付くものです。指摘してくれる人を持ちましょう。
そして、善意の指摘から自分の癖を自覚し、自分の話し方を強く
意識しながら話すようにしてみましょう。頑固な癖を取るには、
少し改まった話し方を意識的にしてみるのも一法かもしれません。
教室では、新規受講生を募集中です。見学(無料)大歓迎です。
詳しくは、富山県民会館のHPでご確認ください。

2010年9月5日日曜日

正しい敬語で話す

富山県民会館の「話し方教室」の11回目を開きました。
「正しい敬語で話す」がきょうの学習テーマでした。
正しい敬語表現は、コミュニケーションを円滑に行ない、
確かな人間関係を築く上で欠かせないものです。
しかし、日頃何気なく使われている敬語におかしな表現が
ずいぶんあります。専門家などから敬語の乱れが指摘され、
敬語の再教育の必要性が叫ばれていました。そんな世論を
受けて、文化庁の文化審議会が、敬語の仕組みや使い方
などを深く理解するための指針について検討を重ねた結果、
従来、三種類とされてきた敬語を五種類に細分化して用いる
考え方を、平成19年2月に文部科学大臣に答申しました。
答申では、尊敬語、謙譲語、丁寧語の三種類を、尊敬語、
謙譲語Ⅰ、謙譲語Ⅱ(丁重語)、丁寧語、美化語の五種類に
分類するとしています。
元来、日本語の敬語表現は、相手に対する思いやりや気遣い
が原点です。正しい敬語は、正しい言葉使いを身につける
第一歩です。日頃、周囲の人が実際に敬語を使うところを
注意深く見聞し、それに学んで使ってみることが大切です。
また、敬語の基本的な仕組みや具体的な使い方について、
つねに関心を持ち、疑問な点は解説書などで確認してみる
ことも大切なのではないでしょうか。
きょうの教室では、敬語の仕組みや間違って使われている
典型的な例などを学習してもらいまいした。
教室では、受講生を募集中です。入会はいつでもOKです。