2010年10月17日日曜日

話しかけるように話す

富山県民会館の「話し方教室」の14回目を開きました。
きょうのテーマは、「話しかけるように話す」でした。
駆け出しのアナウンサーだった頃、先輩から「スタジオ
では、カメラマンに話しかけるようにアナウンスしなさ
い」と教わりました。カメラマンを視聴者の代表と考え、
大勢の視聴者ひとりひとりと対話しているような気持で
アナウンスしなさいという助言だったと思います。
人前でスピーチする時も同じです。聞き手がいかに多く
ても、話す人と聞く人は1対1の対話の相手なのです。
大勢の聞き手のうちの何人かと対話するつもりで話して
みましょう。大切なのは、意識して話しかけるように
することです。その為には、視線の向け方も重要です。
あなたの話しに頷いてくれる親切な聞き手を3人ほど
探して、ゆっくり視線を移しながら話してみましょう。
視線を向けられた相手は、自分に話してくれていると
受止め好意的に聞いてくれます。一方話し手は、聞いて
貰っているという実感が自信になり、スピーチにいい
効果が生まれます。
教室では毎回、発声発音の基礎訓練とスピーチの実践
練習をしています。あなたも参加してみませんか。

2010年10月3日日曜日

初めてのスピーチで話す

富山県民会館文化教室「話し方教室」の13回目でした。
きょうのテーマは、「初めてのスピーチで話す」でした。
披露宴やパーティ、各種会合や会議などで挨拶や発言を
求められることが多々あります。人前でしっかり話す力、
スピーチ力は、限られた人達だけに求められていること
ではありません。日常生活のあらゆる場面で、あらゆる
人達に具えていてほしい「力」です。
挨拶を頼まれたり、発言を求められたりしたときは、
尻込みせずに気持ちよく求めに応えたいものです。
普段の会話と人前で話す時の話し方とでは、大きな違い
があります。聞き手から受けるプレッシャーです。
初めてのスピーチでは、とりわけ重圧を感じるものです。
その重圧を乗り越えて立派なスピーチをするためには、
話しの内容に自信を持つことです。しっかり準備する
ことが大切です。その都度、事前の準備を繰り返して
いるうちに話す力と自信がついてきます。
発音や発声、話しぶりなど、自分の潜在能力にも自信が
持てるようにしたいものです。不断の訓練が必要です。
教室では毎回、発声発音練習、スピーチの実践練習を
行っています。あなたも訓練してみませんか。