日大アメフト部の選手による悪質な反則タックルの問題で、当該
選手と監督・コーチの記者会見を見て感じたことがあります。
事の真相や問題の深層はさておき、双方の言葉の力、話し方や
発言の説得力に雲泥の差があったことです。
あの差は一体何だったのでしょうか。偏に、記者会見への備えと
覚悟の有り無しが大きな違いだったのではなかったでしょうか。
片や、反則に至った顛末を具体的で詳細な文書で準備し、自ら
の非を心から詫びる強い覚悟で臨み、片や、後手を踏んだ形で
慌ただしく然したる備えもなく臨み、しかも、謝罪の覚悟が曖昧で、
ひたすら弁解に終始した会見だったように感じました。
ところで、備えと覚悟は人前で話すときにも求められる要諦です。
今月の学習テーマ「上がらないで話す」と「口癖を直して話す」も、
事前の備えと覚悟が重要なカギのように思います。
上がり症か?そうではないのか?といえば、大方の人が上がり症
です。小人数の人前や友人の前ならそれほど上がらずに話せる
のに、大勢の人を前にしてのスピーチや改まった場所での挨拶と
なると上がってしまうという人がほとんどです。なぜ上がるのか?
それは、十分な準備と覚悟が足りないからです。
一方、人は誰でも何らかの癖を持っているものです。特に、話し方
で気になるのは「えー」「あのー」などの口癖でしょう。少なければ
気になりませんし、かえって話に味わいが出てよいかもしれません。
程度の問題です。「えー」や「あのー」を連発してしまうのは、準備と
覚悟不足のせいです。ついつい何を話していいかわからなくなり、
口癖を連発することになるのです。
しっかり準備し、それなりの覚悟があれば、上がり症と口癖は必ず
克服できるはずです。
さて、6月の鞍田朝夫「話し方教室」は、3日と17日に開きます。
いずれも、午前10時から12時まで富山県民会館の608号室で
開講します。見学を受付けます。事前に☎076-431-3248にご連絡
いただければ幸いです。
2018年6月1日金曜日
2018年5月1日火曜日
「遺憾」と「謝罪」
先日、ラジオの情報番組で、ゲストのフリーライターが「ここ数カ月間、
政治家や官僚の言い訳ばかり聞いている気がする。絶対に謝っては
いけない人種なのか!? とにかく、はぐらかそうとする言葉ばかり
使っている」と、政治家や官僚の曖昧な言葉に苦言を呈していました。
不徳の致すところ、職責を果たすのが困難、記憶のかぎり、誤解を
招きかねない、等々、いずれの表現も、問題の核心をはぐらかそうと
する底意が見え隠れする典型だと指摘した上で、「遺憾」という言葉も
政治家や官僚が常套句として多用しており、このような曖昧な言葉に
馴れてはいけないのではないかと持論を展開していました。
「遺憾」とは、憾みを遺すという意味です。辞書には、思っているように
ならなくて心残りであること。残念なこと。または、そのさま。と、語釈
されています。また、用例の「遺憾の意を表する」には、自分の行動を
釈明し詫びる場合にも、相手の行動に対して非難の気持を表す場合
にも用いる。と注釈されています。
つまり、「遺憾」という言葉は、他人の行動に使うと非難になり、自分の
行動に使うと謝罪の意味になるのです。しかし、元々の字には「謝罪」
の意味が含まれていません。そこで実際には、「不本意」に近い意味で
使われることが多く、謝っているように見えて、実は謝っていない、言葉
なのです。謝罪したくない政治家や官僚にとっては、実に便利?な言葉
なのかもしれません。
テレビである元プロ野球選手が言っていました。「日本には、『謝れば
赦す』という文化があるのだから、森友問題も加計問題も、安倍さんが
早くにちゃんと謝っていれば、こんなにゴタゴタしなかったのに・・・」、と。
共感できる発言でした。確かに、いま国民の間に漂う「もやもや感」は、
きちんと謝罪すべき政治家や官僚が、適宜、適切な言葉で、ちゃんと
謝っていないせいなのだろうという気がします。
さて、5月の鞍田朝夫「話し方教室」は、6日と20日の日曜日に開講
します。いずれも、午前10時から富山県民会館608号室で開きます。
6日が「ひとつだけを話す」、20日が「3分間で話す」が学習テーマです。
関心のある方の見学を受付けます。☎076-431-3248にご連絡
いただければ幸いです。
政治家や官僚の言い訳ばかり聞いている気がする。絶対に謝っては
いけない人種なのか!? とにかく、はぐらかそうとする言葉ばかり
使っている」と、政治家や官僚の曖昧な言葉に苦言を呈していました。
不徳の致すところ、職責を果たすのが困難、記憶のかぎり、誤解を
招きかねない、等々、いずれの表現も、問題の核心をはぐらかそうと
する底意が見え隠れする典型だと指摘した上で、「遺憾」という言葉も
政治家や官僚が常套句として多用しており、このような曖昧な言葉に
馴れてはいけないのではないかと持論を展開していました。
「遺憾」とは、憾みを遺すという意味です。辞書には、思っているように
ならなくて心残りであること。残念なこと。または、そのさま。と、語釈
されています。また、用例の「遺憾の意を表する」には、自分の行動を
釈明し詫びる場合にも、相手の行動に対して非難の気持を表す場合
にも用いる。と注釈されています。
つまり、「遺憾」という言葉は、他人の行動に使うと非難になり、自分の
行動に使うと謝罪の意味になるのです。しかし、元々の字には「謝罪」
の意味が含まれていません。そこで実際には、「不本意」に近い意味で
使われることが多く、謝っているように見えて、実は謝っていない、言葉
なのです。謝罪したくない政治家や官僚にとっては、実に便利?な言葉
なのかもしれません。
テレビである元プロ野球選手が言っていました。「日本には、『謝れば
赦す』という文化があるのだから、森友問題も加計問題も、安倍さんが
早くにちゃんと謝っていれば、こんなにゴタゴタしなかったのに・・・」、と。
共感できる発言でした。確かに、いま国民の間に漂う「もやもや感」は、
きちんと謝罪すべき政治家や官僚が、適宜、適切な言葉で、ちゃんと
謝っていないせいなのだろうという気がします。
さて、5月の鞍田朝夫「話し方教室」は、6日と20日の日曜日に開講
します。いずれも、午前10時から富山県民会館608号室で開きます。
6日が「ひとつだけを話す」、20日が「3分間で話す」が学習テーマです。
関心のある方の見学を受付けます。☎076-431-3248にご連絡
いただければ幸いです。
2018年4月1日日曜日
平成30年度の要項とスケジュール
新年度です。鞍田朝夫「話し方教室」は、これまでと同様の要領で
毎月第1と第3日曜日の午前10時から12時まで富山県民会館の
608号室で開講します。
以下、新年度の学習テーマと開講スケジュールをご案内します。
4月 1日・・・明るい声で話す
4月15日・・・歯切れよく話す
5月 6日・・・ひとつだけを話す
5月20日・・・3分間で話す
6月 3日・・・上がらないで話す
6月17日・・・口癖を直して話す
7月 1日・・・短いセンテンスで話す
7月15日・・・三段階話法で話す
8月 5日・・・簡潔に話す
8月19日・・・具体例で話す
9月 2日・・・話材を整理して話す
9月16日・・・初めてのスピーチで話す
10月 7日・・・いい切り出しと結びで話す
10月21日・・・話しかけるように話す
11月 4日・・・間を取って話す
11月18日・・・わかりやすい表現で話す
12月 2日・・・絵を描くように話す
12月16日・・・突然指名されて話す
1月 6日・・・エピソードで話す
1月20日・・・5W1Hで話す
2月 3日・・・話し読み練習法で話す
2月17日・・・ネタを集めて話す
3月 3日・・・起承転結で話す
3月17日・・・正しい敬語で話す
鞍田朝夫「話し方教室」は、話し方を点検し鍛える「訓練の場」です。
関心のある方の受講をお待ちしています。事前の見学(無料)を歓迎
します。予め☎076-431-3248にご連絡いただければ幸いです。
毎月第1と第3日曜日の午前10時から12時まで富山県民会館の
608号室で開講します。
以下、新年度の学習テーマと開講スケジュールをご案内します。
4月 1日・・・明るい声で話す
4月15日・・・歯切れよく話す
5月 6日・・・ひとつだけを話す
5月20日・・・3分間で話す
6月 3日・・・上がらないで話す
6月17日・・・口癖を直して話す
7月 1日・・・短いセンテンスで話す
7月15日・・・三段階話法で話す
8月 5日・・・簡潔に話す
8月19日・・・具体例で話す
9月 2日・・・話材を整理して話す
9月16日・・・初めてのスピーチで話す
10月 7日・・・いい切り出しと結びで話す
10月21日・・・話しかけるように話す
11月 4日・・・間を取って話す
11月18日・・・わかりやすい表現で話す
12月 2日・・・絵を描くように話す
12月16日・・・突然指名されて話す
1月 6日・・・エピソードで話す
1月20日・・・5W1Hで話す
2月 3日・・・話し読み練習法で話す
2月17日・・・ネタを集めて話す
3月 3日・・・起承転結で話す
3月17日・・・正しい敬語で話す
鞍田朝夫「話し方教室」は、話し方を点検し鍛える「訓練の場」です。
関心のある方の受講をお待ちしています。事前の見学(無料)を歓迎
します。予め☎076-431-3248にご連絡いただければ幸いです。
2018年3月1日木曜日
感動の日々
平昌冬季五輪大会が幕を閉じました。日本人選手の活躍に感動の
日々でした。とりわけ、メダリスト達の栄光への道程が、それぞれに
挫折と試練と努力の賜物だったことに心打たれます。
右足首の痛みに耐え出来ることを尽くして五輪2連覇したフィギュア
スケートの羽生結弦選手、一度はどん底を経験し試行錯誤の末に
極めた最速の技で念願を叶えたスピードスケートの小平奈緒選手、
代表落ちという4年前の屈辱をバネに理想の滑りで天才の復活を
印象づけたスピードスケートの高木美帆選手、その高木美帆選手
を軸に前回ソチ大会で惨敗した宿敵に一糸乱れぬ美しい隊列で
雪辱した女子パシュートの選手達、これまで後塵を拝してきた妹に
スピードスケートの新種目マススタートで姉としての意地を見せた
高木菜那選手、他にも、ソチで流した悔しい涙を嬉しい涙に変えた
ジャンプの高梨沙羅選手、大ケガの恐怖を引きずったまま臨んだ
本番で最高の演技を見せて2大会連続の表彰台に輝いたスノー
ボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手、大会前の骨折を秘して
挑んだ大舞台でトップを争う実力を再び示したノルディックスキー
複合の渡部暁斗選手、そして、それぞれが抱えた挫折感を笑顔に
変えて勝利の女神を呼び込んだ女子カーリングLS北見の選手ら、
いずれも、味わった悔しさを努力で乗り越えて手にした栄光だけに
格別の喜びだったことでしょう。笑顔が眩しく感動的でした。
平昌五輪直前に放送されたテレビ番組で、元女子スピードスケート
五輪代表選手の岡崎朋美さんが話していた言葉を思い出します。
「スケートは”夏泣いて冬笑う”という感じのトレーニングをするので、
苦しいことがあったら最後に笑うことが大事。人生も同じで、いい事
ばかりではないと思うんです。壁ができたときは、いっぱい泣いて、
いっぱい悩んで、いっぱい策を練って・・・飛び越えたときの喜びが
大きい。そこだと思う。人間って・・・」
冬季五輪に5大会連続出場し、長野五輪で女子スピードスケート
初の銅メダルに輝いた人の実感なのでしょう。とても示唆的です。
世界を魅了した”朋美スマイル”が蘇ってきます。
3月の鞍田朝夫「話し方教室」は、4日と18日の日曜日に開きます。
いずれも、午前10時から富山県民会館の608号室で開講します。
テーマは、4日が「3段階話法で話す」、18日が「アイドマで話す」
です。教室の見学を受付けます。事前に☎076-431-3248にご連絡
いただければ幸いです。
日々でした。とりわけ、メダリスト達の栄光への道程が、それぞれに
挫折と試練と努力の賜物だったことに心打たれます。
右足首の痛みに耐え出来ることを尽くして五輪2連覇したフィギュア
スケートの羽生結弦選手、一度はどん底を経験し試行錯誤の末に
極めた最速の技で念願を叶えたスピードスケートの小平奈緒選手、
代表落ちという4年前の屈辱をバネに理想の滑りで天才の復活を
印象づけたスピードスケートの高木美帆選手、その高木美帆選手
を軸に前回ソチ大会で惨敗した宿敵に一糸乱れぬ美しい隊列で
雪辱した女子パシュートの選手達、これまで後塵を拝してきた妹に
スピードスケートの新種目マススタートで姉としての意地を見せた
高木菜那選手、他にも、ソチで流した悔しい涙を嬉しい涙に変えた
ジャンプの高梨沙羅選手、大ケガの恐怖を引きずったまま臨んだ
本番で最高の演技を見せて2大会連続の表彰台に輝いたスノー
ボード男子ハーフパイプの平野歩夢選手、大会前の骨折を秘して
挑んだ大舞台でトップを争う実力を再び示したノルディックスキー
複合の渡部暁斗選手、そして、それぞれが抱えた挫折感を笑顔に
変えて勝利の女神を呼び込んだ女子カーリングLS北見の選手ら、
いずれも、味わった悔しさを努力で乗り越えて手にした栄光だけに
格別の喜びだったことでしょう。笑顔が眩しく感動的でした。
平昌五輪直前に放送されたテレビ番組で、元女子スピードスケート
五輪代表選手の岡崎朋美さんが話していた言葉を思い出します。
「スケートは”夏泣いて冬笑う”という感じのトレーニングをするので、
苦しいことがあったら最後に笑うことが大事。人生も同じで、いい事
ばかりではないと思うんです。壁ができたときは、いっぱい泣いて、
いっぱい悩んで、いっぱい策を練って・・・飛び越えたときの喜びが
大きい。そこだと思う。人間って・・・」
冬季五輪に5大会連続出場し、長野五輪で女子スピードスケート
初の銅メダルに輝いた人の実感なのでしょう。とても示唆的です。
世界を魅了した”朋美スマイル”が蘇ってきます。
3月の鞍田朝夫「話し方教室」は、4日と18日の日曜日に開きます。
いずれも、午前10時から富山県民会館の608号室で開講します。
テーマは、4日が「3段階話法で話す」、18日が「アイドマで話す」
です。教室の見学を受付けます。事前に☎076-431-3248にご連絡
いただければ幸いです。
2018年2月1日木曜日
「日の名残り」を読んで
ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんの「日の名残り」を
読みました。全篇を通し、イギリスの名門家に永年仕えてきた執事
が旅をしながら自らの半生を回想する構成になっており、読み進む
につれ主人公の語り口や考え方に引き込まれていく不思議な魅力
を持った小説でした。
数年前にBS放送で映画の「日の名残り」は見ていました。執事と
いう仕事に生涯をかけてきた主人公が、職務に忠実なあまり断ち
切ってしまった女性との愛を確かめるべく、短い休暇を貰って車で
旅に出るのです。アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンの二人
が演ずる執事と女中頭が醸し出す大人の雰囲気、お互いを思い
ながらすれ違うそれぞれの愛情、そして、その深まりと、結末は?
・・・何んとも深イイ映画でした。
その原作者が日本人の両親を持つ日系イギリス人だとはまったく
意識せずに見ていました。昨年秋のノーベル文学賞のニュースで、
映画の記憶と原作者とが私の中でひとつに繋がり、特別な感慨と
親近感を覚えたのを思い出します。
ところで、小説「日の名残り」は、主人公の執事が過去の出来事を
回想する際の言い回しや話の展開に学ぶべきところがとても多く、
語彙や表現法を増やすのに好適な作品ではないかと感じました。
象徴的なシーンがありました。主人公の執事が、恋愛小説を読書
中に部屋へ入ってきた女中頭に「何を読んでいるのか」としつこく
問われ、すったもんだあった末、執事としての魅力的な言語能力、
つまり、発音や爽やかな弁舌を磨くために暇を見つけては巧みに
書かれた本を手に取り読んでいる、と述懐するのです。
知識を増やし教養を豊かにする近道は読書だというのが原作者の
ポリシーなのでしょう。確かに、話が上手な人は語彙が豊富です。
「彙」は「集まり」の意です。したがって、語彙が豊富とは、辞書的な
単語はもちろん、表現の仕方や話のテーマなどの集まり、選択肢を
多く持っていることをいうのだと考えます。
話材としての語彙を増やすには読書が一番だと言われています。
映画「日の名残り」をDVDで見直しました。小説の「日の名残り」も
主人公の豊かな語彙をメモしながらもう一度読み返してみようかな、
と思ったりしています。
2月の鞍田朝夫「話し方教室」は、4日と18日の日曜日に開きます。
いずれも、午前10時から富山県民会館の608号室で開講します。
学習テーマは、4日が「話材を整理して話す」18日が「簡潔に話す」
です。教室の見学を受付けます。事前に☎076-431-3248にご連絡
いただければ幸いです。
読みました。全篇を通し、イギリスの名門家に永年仕えてきた執事
が旅をしながら自らの半生を回想する構成になっており、読み進む
につれ主人公の語り口や考え方に引き込まれていく不思議な魅力
を持った小説でした。
数年前にBS放送で映画の「日の名残り」は見ていました。執事と
いう仕事に生涯をかけてきた主人公が、職務に忠実なあまり断ち
切ってしまった女性との愛を確かめるべく、短い休暇を貰って車で
旅に出るのです。アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンの二人
が演ずる執事と女中頭が醸し出す大人の雰囲気、お互いを思い
ながらすれ違うそれぞれの愛情、そして、その深まりと、結末は?
・・・何んとも深イイ映画でした。
その原作者が日本人の両親を持つ日系イギリス人だとはまったく
意識せずに見ていました。昨年秋のノーベル文学賞のニュースで、
映画の記憶と原作者とが私の中でひとつに繋がり、特別な感慨と
親近感を覚えたのを思い出します。
ところで、小説「日の名残り」は、主人公の執事が過去の出来事を
回想する際の言い回しや話の展開に学ぶべきところがとても多く、
語彙や表現法を増やすのに好適な作品ではないかと感じました。
象徴的なシーンがありました。主人公の執事が、恋愛小説を読書
中に部屋へ入ってきた女中頭に「何を読んでいるのか」としつこく
問われ、すったもんだあった末、執事としての魅力的な言語能力、
つまり、発音や爽やかな弁舌を磨くために暇を見つけては巧みに
書かれた本を手に取り読んでいる、と述懐するのです。
知識を増やし教養を豊かにする近道は読書だというのが原作者の
ポリシーなのでしょう。確かに、話が上手な人は語彙が豊富です。
「彙」は「集まり」の意です。したがって、語彙が豊富とは、辞書的な
単語はもちろん、表現の仕方や話のテーマなどの集まり、選択肢を
多く持っていることをいうのだと考えます。
話材としての語彙を増やすには読書が一番だと言われています。
映画「日の名残り」をDVDで見直しました。小説の「日の名残り」も
主人公の豊かな語彙をメモしながらもう一度読み返してみようかな、
と思ったりしています。
2月の鞍田朝夫「話し方教室」は、4日と18日の日曜日に開きます。
いずれも、午前10時から富山県民会館の608号室で開講します。
学習テーマは、4日が「話材を整理して話す」18日が「簡潔に話す」
です。教室の見学を受付けます。事前に☎076-431-3248にご連絡
いただければ幸いです。
2018年1月1日月曜日
辞書を読む
辞書は引くもの、として利用してきましたが、今年は意識して
辞書を読むことに心掛けたいと思っています。
新聞記者の間では、「広辞苑は読むものだ」と、先輩記者が
新人記者に教えるのだといいます。広辞苑は、「国語辞典と
百科事典を一冊に」のコンセプトで1955年に初版が刊行。
その後、時代とともに広がった語彙を追加収録しながら改訂
が重ねられ、今月12日には10年ぶりに改訂された第7版が
発売されます。近年の社会や国際情勢を反映した1万語が
追加され約25万項目が収録されているということです。
辞書の改訂といえば、2013年に公開された映画「舟を編む」
を思い出します。「辞書は言葉という大海原を航海するための
舟である」というコンセプトのもと、辞書を編纂するスタッフの姿
を描いた三浦しをんさん原作の長編小説を映画化したもので、
主人公を演じた松田龍平の「まじめさん」ぶりがとても印象的
でした。今も蘇ります。
辞書には、多くの言葉が限られたスペースの中に簡潔で正確
に注釈されています。広辞苑の改訂版発売を機に、国語辞典
や漢和辞典、類語辞典、語源由来辞典、慣用句・ことわざ辞典
など身の回りの辞書を、単なる言葉を調べるツールとしてでは
なく、暇を見つけては眺めてみる読み物として触れたいと思って
います。
もっとも、辞書を読むことを趣味にしている人は多いようです。
「辞書を読む」プロジェクトという財団があり全国の書店を通じ
さまざまなフェアやイベントを開催しているようです。
辞書を読む・・・案外面白く、楽しいことのようです。使える言葉
が増えて、話し方の向上につながることでしょう。
1月の鞍田朝夫「話し方教室」は、7日と21日に開講します。
いずれも午前10時から富山県民会館の608号室で開きます。
学習テーマは、7日が「正しい敬語で話す」、21日が「起承転結
で話す」です。入会前の教室の見学を受付けます。歓迎します。
事前に☎076-431-3248にご連絡いただければ幸いです。
辞書を読むことに心掛けたいと思っています。
新聞記者の間では、「広辞苑は読むものだ」と、先輩記者が
新人記者に教えるのだといいます。広辞苑は、「国語辞典と
百科事典を一冊に」のコンセプトで1955年に初版が刊行。
その後、時代とともに広がった語彙を追加収録しながら改訂
が重ねられ、今月12日には10年ぶりに改訂された第7版が
発売されます。近年の社会や国際情勢を反映した1万語が
追加され約25万項目が収録されているということです。
辞書の改訂といえば、2013年に公開された映画「舟を編む」
を思い出します。「辞書は言葉という大海原を航海するための
舟である」というコンセプトのもと、辞書を編纂するスタッフの姿
を描いた三浦しをんさん原作の長編小説を映画化したもので、
主人公を演じた松田龍平の「まじめさん」ぶりがとても印象的
でした。今も蘇ります。
辞書には、多くの言葉が限られたスペースの中に簡潔で正確
に注釈されています。広辞苑の改訂版発売を機に、国語辞典
や漢和辞典、類語辞典、語源由来辞典、慣用句・ことわざ辞典
など身の回りの辞書を、単なる言葉を調べるツールとしてでは
なく、暇を見つけては眺めてみる読み物として触れたいと思って
います。
もっとも、辞書を読むことを趣味にしている人は多いようです。
「辞書を読む」プロジェクトという財団があり全国の書店を通じ
さまざまなフェアやイベントを開催しているようです。
辞書を読む・・・案外面白く、楽しいことのようです。使える言葉
が増えて、話し方の向上につながることでしょう。
1月の鞍田朝夫「話し方教室」は、7日と21日に開講します。
いずれも午前10時から富山県民会館の608号室で開きます。
学習テーマは、7日が「正しい敬語で話す」、21日が「起承転結
で話す」です。入会前の教室の見学を受付けます。歓迎します。
事前に☎076-431-3248にご連絡いただければ幸いです。
2017年12月1日金曜日
音感を取り戻す
最近よくカラオケに行くようになって痛感することがあります。
音感の衰えです。若い頃に何気なく耳にし覚えている懐メロが
自分でも感心するほど音を外さず歌えるのに、新しく覚えようと
する歌がなかなかすんなり歌えず苦戦しています。歳とともに
音に対する感覚が衰えているのでしょう。歯がゆい限りです。
かつての音感を取り戻したいものです。
私が取り戻したい音感は、何か音が鳴ると「これは何音だ」と
すぐに認識できるという絶対音感のような厳密な感覚ではなく、
好きな曲を何度か練習して音程やメロディを外さずに気持よく
歌える程度の音感です。そこそこの練習で音の高低や音色を
なんとか正しく歌唱できるくらいの音感です。
私はかねがね、「アナウンサーは、歌うことが好きな方がいい。
上手な方がいい。」と思ってきました。というのは、日本語は、
音節を高く発音したり低く発音したりして言葉の意味を区別する
高低アクセントの言語で、音感が大切だからです。
アクセントには、発音の強弱による強弱アクセントと音の高低に
よる高低アクセントがあります。英語やドイツ語は強弱アクセント
です。これに対して、日本語は高低アクセントの代表的な言語
です。英語の発音に音感がまったくいらないとは思いませんが、
高低アクセントの日本語の発音には正確な音感が必要です。
とりわけ、日々標準語で話すことを仕事にするアナウンサーは、
標準語音感を身につけていることが望ましいのです。
よって、いささかこじつけかも知れませんが、「アナウンサーは、
歌が好きな方がいい。上手な方がいい。」と、考える次第です。
そして最近、とみに衰えを感じる若い頃の音感と取り戻すべく、
せっせとカラオケに通っているのです。
さて、12月の鞍田朝夫「話し方教室」は3日と17日に開きます。
いずれも、午前10時から富山県民会館608号室で開講します。
学習テーマは、3日が「5W1Hで話す」、17日が「エピソードで
話す」です。入会前の見学を受付けています。☎076-431-3248へ
事前にご連絡いただければ幸いです。
音感の衰えです。若い頃に何気なく耳にし覚えている懐メロが
自分でも感心するほど音を外さず歌えるのに、新しく覚えようと
する歌がなかなかすんなり歌えず苦戦しています。歳とともに
音に対する感覚が衰えているのでしょう。歯がゆい限りです。
かつての音感を取り戻したいものです。
私が取り戻したい音感は、何か音が鳴ると「これは何音だ」と
すぐに認識できるという絶対音感のような厳密な感覚ではなく、
好きな曲を何度か練習して音程やメロディを外さずに気持よく
歌える程度の音感です。そこそこの練習で音の高低や音色を
なんとか正しく歌唱できるくらいの音感です。
私はかねがね、「アナウンサーは、歌うことが好きな方がいい。
上手な方がいい。」と思ってきました。というのは、日本語は、
音節を高く発音したり低く発音したりして言葉の意味を区別する
高低アクセントの言語で、音感が大切だからです。
アクセントには、発音の強弱による強弱アクセントと音の高低に
よる高低アクセントがあります。英語やドイツ語は強弱アクセント
です。これに対して、日本語は高低アクセントの代表的な言語
です。英語の発音に音感がまったくいらないとは思いませんが、
高低アクセントの日本語の発音には正確な音感が必要です。
とりわけ、日々標準語で話すことを仕事にするアナウンサーは、
標準語音感を身につけていることが望ましいのです。
よって、いささかこじつけかも知れませんが、「アナウンサーは、
歌が好きな方がいい。上手な方がいい。」と、考える次第です。
そして最近、とみに衰えを感じる若い頃の音感と取り戻すべく、
せっせとカラオケに通っているのです。
さて、12月の鞍田朝夫「話し方教室」は3日と17日に開きます。
いずれも、午前10時から富山県民会館608号室で開講します。
学習テーマは、3日が「5W1Hで話す」、17日が「エピソードで
話す」です。入会前の見学を受付けています。☎076-431-3248へ
事前にご連絡いただければ幸いです。
登録:
投稿 (Atom)