2026年5月1日金曜日

型と構え、そして、話し方

5月です。先月27日(日本時間)、ドジャースの大谷選手が12試合60打席ぶりの6号ホームランを打ちました。 試合後、これまでとの違いを問われ「やっぱり構えが一番。そこを整えればもう少しいい打席が送れる」と答えて復調の兆しを感じさせました。 構えに少しのズレがあったということです。 ▼大谷選手には、練習や実戦で掴んだ確かな投打の型があるのだろうと思います。 重心や力の方向など複雑な要素を収斂した独自の構えがあるのだろうと思います。 何度でも再現できる型があり、無意識レベルに落とし込んだ構えがあるから、唯一無二の”二刀流”で安定した成果を出し続けているのでしょう。 ▼この型や構えの概念を話し方にも生かせないものでしょうか。 先月のこのコラムで書いたように、芸事やスポーツにはそれぞれ奥深い型があります。その型の概念を話し方に生かすには、話し方を再現可能な身体技法として捉えることだと思います。 多くの人は、話し方はセンスだと思いがちですが、実は、芸事やスポーツと同じで、型を持つ人ほど話し方が安定し、説得力があり、緊張にも強いのです。 ▼話し方にも型があります。声、間、姿勢、構成の4つに分解できます。 声の型が安定すると説得力が一気に上がります。間が美しさと余裕を生みます。正しい姿勢はそれだけで落ち着いた話し手に見えます。 構成の基本は、結論、理由、具体例、結論、です。型があれば迷わず話せるようになります。 ▼時まさに風薫る新緑の季節です。 大谷選手にとって、4月はまだキャンプの延長線上にあったのかもしれません。型を点検し、構えの少しのズレを整え、いよいよ5月攻勢です。 私たちも、心機一転、話し方を入念に点検し、新緑から深緑への季節を踏み出したいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿