2010年8月22日日曜日

具体例で話す

富山県民会館文化教室「話し方教室」の10回目を開きました。
きょうの学習テーマは、「具体例で話す」でした。
人前での話しは、自分の言いたいことを相手に確実に理解して
貰わなければなりません。抽象的な話しや観念的な話しは、
往々にして独りよがりな話しになりがちです。
具体例を話すことにより、話しがわかりやすくなります。
聞き手が話しの内容を「なるほど、なるほど」と具体的に
イメージできれば、話しは格段にわかりやすくなります。
自分が実際に経験したこと、見聞したこと、学習したこと、
話しの主題にふさわしい故事や格言などを、話しの目的に
合った普遍的な例としてうまく話すことができれば、
聞き手との間に共通の理解と共感が生まれます。
例え話は、話し手が自信を持って話せるもの、聞き手に
関心を持ってもらえるものでなければなりません。
話しの目的に合った話材、話しの主題を補うのにふさわしい
話材を上手に使いたいものです。
鞍田朝夫「話し方教室」には、「話し方を勉強したい」
という人達が、多く新規受講しています。
あなたも、ともに学びませんか。入会はいつでもOKです。
富山県民会館で、毎月第1と第3日曜日の午前10時から
教室を開いています。見学歓迎です。ご連絡ください。

2010年8月8日日曜日

簡潔に話す

富山県民会館で開催している「話し方教室」の9回目でした。
「簡潔に話す」がきょうの学習テーマでした。
いい話しとは、話しの内容が聞き手にしっかり伝わる話しを
言います。そのためには”簡潔に話す”ことが最重要です。
必要最小限のことを話して自分の思いや意図が聞き手に着実に
伝わればそれに越したことはありません。欲張らないことです。
用意した話材を全て話そうとすれば、回りくどい退屈な話しに
なりがちです。不必要な話材を思い切って捨てる割り切りが
大切なのです。もちろん、捨てる話材が豊富に準備できている
ことが大前提です。それをあえて厳選し、捨ててみることです。
捨てるものが多ければ多いほど内容の濃いいい話になります。
捨てるべきことを捨て、話すべきことを最も必要なことだけに
絞って話すようにしましょう。聞き手の負担を軽くしてあげる
意味でも、「ひと言で言ったら何を言おうとしているのか」が
すぐにわかる話し方をしたいものです。
教室では、受講生に毎回短いスピーチをしてもらっています。
そして、互いに批評し合ってもらっています。
人前で実際に話してみる。多くの人の話しを真剣に聞いてみる。
教室は、話し上手への有効で有意義な訓練のステージです。
あなたも、参加してみませんか。そして、仲間に入りませんか。
富山県民会館のHPに教室の要項とブログを掲載してあります。
関心のある方は、ぜひ電話かメールでお問合わせください。