2010年12月19日日曜日

5W1Hで話す

富山県民会館文化教室「話し方教室」の18回目でした。
きょうは、「5W1Hで話す」をテーマに学習しました。
「5W1H]とは、When、Where、Who、What、Why、
How、の6つの要素を頭文字で表したもので、新聞記事
などの文章を書く際の基本的な構成要素とされています。
「何時(いつ)、何処(どこ)で、何人(なんびと)が、
何(なに)を、何故(なぜ)に、如何(いか)にして」と
いうことで、「何」が6つあることから六何(ろっか)の
原則とも言われています。社会の出来事を客観的に的確に
伝えるには、これらの構成要素をきちんと押さえることが
大切だということを説いています。
5W1Hが構成要素として大切なのは、新聞記事だけでは
ありません。話し方においても、「いつ」「どこで」「誰
が」「何を」「なぜ」「どのように」の6つの要素が大切
なのです。5W1Hがちゃんと押えられているかどうかを
意識しながら、わかりやすく正確に伝える話し方を心掛け
たいものです。
きょうは、今年最後の教室でした。1月は、いつもの月と
違い第2と第4日曜日の9日と23日に開講します。
見学(無料)大歓迎です。お気軽に覗いてみて下さい。

2010年12月5日日曜日

アイドマで話す

富山県民会館「話し方教室」の17回目を開きました。
今回の学習テーマは、「アイドマで話す」でした。
消費者が広告を見て商品を知り、その商品を買うまでの
心理を分析した「AIDMA(アイドマ)の法則」とい
う理論があります。アメリカのローランド・ホールとい
う学者が提唱した理論です。
消費者は、商品に注意(Attention)を引かれ、関心
(Interest)を持ち、欲求(Desire)を抱き、記憶
(Memory)し、行動(Action)するというのです。
この理論は、消費者を聞き手に置き換えれば、人前で
スピーチする話し手にも大いに参考になります。聞き手
の気持ち考えながら話すことで説得力のあるスピーチに
なるのです。話に耳を傾けてもらい、興味関心を持って
もらい、納得共感してもらい、思い出して、反応しても
らうことができれば、まさに理想的なスピーチです。
話を聞いた人が、話の内容に反応して”自分もやってみ
よう”とか”誰かに教えてあげよう”というような行動
をしてくれるようなら、最高のスピーチですよね。
教室では毎回、受講生に2分間スピーチを実践して貰っ
ていますが、和やかな情報交換の場にもなっています。
あなたも参加してみませんか。次は12月19日です。

2010年11月21日日曜日

好感を持たれるように話す

富山県民会館「話し方教室」の16回目を開きました。
今回のテーマは「好感を持たれるように話す」でした。
いい話なのに聞き手に「どうも好感が持てない」と思
わせてしまうスピーチがあります。聞き手が抵抗感や
嫌悪感を抱いてしまうところがあるからです。
では、聞き手に好感を持たれるようにスピーチするに
はどうしたらいいのでしょうか。
聞き手に抵抗なく素直に受け入れてもらえる自然な
話し方や態度を常に心掛けていることが大切です。
聞き手に抵抗感や嫌悪感を抱かせない配慮が必要です。
以下のことに気をつけたいものです。
①前置きを長々としないこと、②言い訳をしないこと、
③自慢話や手柄話をしないこと、④必要以上に卑下し
自信なさそうにしないこと、⑤威張った態度や強引な
話し方をしないこと、⑥わざとらしい態度や馴れ馴れ
しい話し方をしないこと、などです。
きょうの教室では、自戒の念も含めて話し手としての
留意点を出席した受講生に話しました。
備えあれば憂いなし、日頃の心掛けがモノをいいます。
あなたも、「話し方」を磨きませんか。見学歓迎です。

2010年11月7日日曜日

相槌を打って話す

富山県民会館文化教室「話し方教室」の15回目でした。
きょうのテーマは、「相槌を打って話す」でした。
ラジオのトーク番組の多くが、男女2人のパーソナリティ
によって進行されています。相槌のないしゃべりが単調に
なりがちだからです。留守番電話でメッセージを録音する
時に、話しにくいと感じることがあります。自分の話しに
相槌を打ってくれる人がいないからです。声に出す相槌、
表情や態度で示す相槌など色々ありますが、相槌が、話し
手と聞き手の言葉の交感を生き生きしたものにします。
スピーチは話し手と聞き手の対話です。対話が弾むのは、
タイムリーで適切な相槌がある時です。話し手は、自分の
話しが好意的に受け止められているかどうか、聞き手の期
待に応えているかどうかなどを聞き手の相槌から察知する
ことができます。一方聞き手は、相槌を打ってあげること
により、話し手を話しやすくしてあげることになります。
話し手と聞き手は、共同で話しを作り上げているのです。
話し手も聞き手も、さまざまな相手の相槌を正しく読み取
りながら、お互いにとって「いい話」にしたいものです。
教室では、好意的な仲間の相槌を確認しながらスピーチの
練習をしてもらっています。あなたも参加しませんか。
詳しくは、富山県民会館のホームページでご確認下さい。

2010年10月17日日曜日

話しかけるように話す

富山県民会館の「話し方教室」の14回目を開きました。
きょうのテーマは、「話しかけるように話す」でした。
駆け出しのアナウンサーだった頃、先輩から「スタジオ
では、カメラマンに話しかけるようにアナウンスしなさ
い」と教わりました。カメラマンを視聴者の代表と考え、
大勢の視聴者ひとりひとりと対話しているような気持で
アナウンスしなさいという助言だったと思います。
人前でスピーチする時も同じです。聞き手がいかに多く
ても、話す人と聞く人は1対1の対話の相手なのです。
大勢の聞き手のうちの何人かと対話するつもりで話して
みましょう。大切なのは、意識して話しかけるように
することです。その為には、視線の向け方も重要です。
あなたの話しに頷いてくれる親切な聞き手を3人ほど
探して、ゆっくり視線を移しながら話してみましょう。
視線を向けられた相手は、自分に話してくれていると
受止め好意的に聞いてくれます。一方話し手は、聞いて
貰っているという実感が自信になり、スピーチにいい
効果が生まれます。
教室では毎回、発声発音の基礎訓練とスピーチの実践
練習をしています。あなたも参加してみませんか。

2010年10月3日日曜日

初めてのスピーチで話す

富山県民会館文化教室「話し方教室」の13回目でした。
きょうのテーマは、「初めてのスピーチで話す」でした。
披露宴やパーティ、各種会合や会議などで挨拶や発言を
求められることが多々あります。人前でしっかり話す力、
スピーチ力は、限られた人達だけに求められていること
ではありません。日常生活のあらゆる場面で、あらゆる
人達に具えていてほしい「力」です。
挨拶を頼まれたり、発言を求められたりしたときは、
尻込みせずに気持ちよく求めに応えたいものです。
普段の会話と人前で話す時の話し方とでは、大きな違い
があります。聞き手から受けるプレッシャーです。
初めてのスピーチでは、とりわけ重圧を感じるものです。
その重圧を乗り越えて立派なスピーチをするためには、
話しの内容に自信を持つことです。しっかり準備する
ことが大切です。その都度、事前の準備を繰り返して
いるうちに話す力と自信がついてきます。
発音や発声、話しぶりなど、自分の潜在能力にも自信が
持てるようにしたいものです。不断の訓練が必要です。
教室では毎回、発声発音練習、スピーチの実践練習を
行っています。あなたも訓練してみませんか。

2010年9月19日日曜日

口癖を直して話す

富山県民会館文化教室「話し方教室」の12回目を開きました。
きょうの学習テーマは、「口癖を直して話す」でした。
「なくて七癖」と言います。人は多かれ少なかれ癖を持って
いるものです。話す時にも、仕草や言葉使いなどに自分では
気付かない癖が意外と多く現れています。
癖は一概に悪いとは限りません。時に、個性として魅力的な
ことさえあります。しかし、その癖のせいで、話をしっかり
聴いてもらえなかったり嫌悪感を持たれたりしているとしたら
残念なことです。とりわけ、口癖になっている「マー」「デー」
「アノー」「エー」などの過剰な間投詞や「やっぱり」「結構」
「ちょっと」などの無意味で無駄な言葉は、気になるものです。
折角いい話しをしているのにその良さを帳消しにするような
口癖は、直すようにしましょう。
不自然な口癖を直すには、まず、それを自覚することです。
ほとんどの人は自分の癖に気付いていません。人に指摘されて
初めて気付くものです。指摘してくれる人を持ちましょう。
そして、善意の指摘から自分の癖を自覚し、自分の話し方を強く
意識しながら話すようにしてみましょう。頑固な癖を取るには、
少し改まった話し方を意識的にしてみるのも一法かもしれません。
教室では、新規受講生を募集中です。見学(無料)大歓迎です。
詳しくは、富山県民会館のHPでご確認ください。

2010年9月5日日曜日

正しい敬語で話す

富山県民会館の「話し方教室」の11回目を開きました。
「正しい敬語で話す」がきょうの学習テーマでした。
正しい敬語表現は、コミュニケーションを円滑に行ない、
確かな人間関係を築く上で欠かせないものです。
しかし、日頃何気なく使われている敬語におかしな表現が
ずいぶんあります。専門家などから敬語の乱れが指摘され、
敬語の再教育の必要性が叫ばれていました。そんな世論を
受けて、文化庁の文化審議会が、敬語の仕組みや使い方
などを深く理解するための指針について検討を重ねた結果、
従来、三種類とされてきた敬語を五種類に細分化して用いる
考え方を、平成19年2月に文部科学大臣に答申しました。
答申では、尊敬語、謙譲語、丁寧語の三種類を、尊敬語、
謙譲語Ⅰ、謙譲語Ⅱ(丁重語)、丁寧語、美化語の五種類に
分類するとしています。
元来、日本語の敬語表現は、相手に対する思いやりや気遣い
が原点です。正しい敬語は、正しい言葉使いを身につける
第一歩です。日頃、周囲の人が実際に敬語を使うところを
注意深く見聞し、それに学んで使ってみることが大切です。
また、敬語の基本的な仕組みや具体的な使い方について、
つねに関心を持ち、疑問な点は解説書などで確認してみる
ことも大切なのではないでしょうか。
きょうの教室では、敬語の仕組みや間違って使われている
典型的な例などを学習してもらいまいした。
教室では、受講生を募集中です。入会はいつでもOKです。

2010年8月22日日曜日

具体例で話す

富山県民会館文化教室「話し方教室」の10回目を開きました。
きょうの学習テーマは、「具体例で話す」でした。
人前での話しは、自分の言いたいことを相手に確実に理解して
貰わなければなりません。抽象的な話しや観念的な話しは、
往々にして独りよがりな話しになりがちです。
具体例を話すことにより、話しがわかりやすくなります。
聞き手が話しの内容を「なるほど、なるほど」と具体的に
イメージできれば、話しは格段にわかりやすくなります。
自分が実際に経験したこと、見聞したこと、学習したこと、
話しの主題にふさわしい故事や格言などを、話しの目的に
合った普遍的な例としてうまく話すことができれば、
聞き手との間に共通の理解と共感が生まれます。
例え話は、話し手が自信を持って話せるもの、聞き手に
関心を持ってもらえるものでなければなりません。
話しの目的に合った話材、話しの主題を補うのにふさわしい
話材を上手に使いたいものです。
鞍田朝夫「話し方教室」には、「話し方を勉強したい」
という人達が、多く新規受講しています。
あなたも、ともに学びませんか。入会はいつでもOKです。
富山県民会館で、毎月第1と第3日曜日の午前10時から
教室を開いています。見学歓迎です。ご連絡ください。

2010年8月8日日曜日

簡潔に話す

富山県民会館で開催している「話し方教室」の9回目でした。
「簡潔に話す」がきょうの学習テーマでした。
いい話しとは、話しの内容が聞き手にしっかり伝わる話しを
言います。そのためには”簡潔に話す”ことが最重要です。
必要最小限のことを話して自分の思いや意図が聞き手に着実に
伝わればそれに越したことはありません。欲張らないことです。
用意した話材を全て話そうとすれば、回りくどい退屈な話しに
なりがちです。不必要な話材を思い切って捨てる割り切りが
大切なのです。もちろん、捨てる話材が豊富に準備できている
ことが大前提です。それをあえて厳選し、捨ててみることです。
捨てるものが多ければ多いほど内容の濃いいい話になります。
捨てるべきことを捨て、話すべきことを最も必要なことだけに
絞って話すようにしましょう。聞き手の負担を軽くしてあげる
意味でも、「ひと言で言ったら何を言おうとしているのか」が
すぐにわかる話し方をしたいものです。
教室では、受講生に毎回短いスピーチをしてもらっています。
そして、互いに批評し合ってもらっています。
人前で実際に話してみる。多くの人の話しを真剣に聞いてみる。
教室は、話し上手への有効で有意義な訓練のステージです。
あなたも、参加してみませんか。そして、仲間に入りませんか。
富山県民会館のHPに教室の要項とブログを掲載してあります。
関心のある方は、ぜひ電話かメールでお問合わせください。

2010年7月18日日曜日

間を取って話す

富山県民会館の「話し方教室」の8回目を開講しました。
学習テーマは「間を取って話す」でした。
日本画や書の世界に「余白の美」という概念があります。
絵や書は、作品の本質部分もさることながら、余白部分も、
作品としての美しさの重要な構成要素なのです。
人前で話す時にも似たようなことが言えます。
声に出して話している部分はもちろん話しの主役です。
そして、話していない無言の部分も、話しの説得力を
左右する重要な役目を持っているのです。
大勢の人の前で説得力を持って話すには、「間」が
適切で聴きやすいものになっていることが肝要です。
では、適切な「間」とは、どんな「間」でしょうか。
長さの問題ではありません。話し手と聞き手が
それぞれの気持ちと理解度を一にしている・・・
いわば”阿吽の呼吸”の問題なのです。
話し手の感性と聞き手を思う気持ちが重要です。
「間」の取り方は、調和のとれた話し方をするために
意識しなければならない「余白の美」の追求なのです。
あなたの受講をお待ちしています。
kurata2347@gmail.comへご連絡ください。

2010年7月4日日曜日

短いセンテンスで話す

鞍田朝夫「話し方教室」の今年度7回目の教室を開きました。
「短いセンテンスで話す」が今回の学習テーマでした。
センテンスとは、まとまった内容を表現し言い切りとなるもの、
つまり、主語から述語までの一節を言います。
センテンスが長すぎると、聞き手は話を理解し終えるまで
緊張感を持続しなければなりません。話しが間延びしたり、
聞き手をイライラさせてしまったりすることになりがちです。
人前で話すときは、短いセンテンスを積み重ねるように
心掛けることが大切です。主語と述語との間をなるべく短くし
“言いたいことをそのつど言い切る”ようにしてみましょう。
「~けれど、~けれども、~ですが、~でして」などの表現は
連発しないことが肝心です。なるべく読点「、」を少なくし、
句点「。」の多い話し方を意識して実践してみましょう。
また、修飾語を重ね過ぎるとセンテンスが長くなり、
話しがわかりにくくなりがちです。分解して話しましょう。
二重否定や三重否定は混乱のもとです。避けたいものです。
短いセンテンスで話すようにすると、歯切れよく話す、
わかりやすく話す、そして、上がらないで話すことにも
つながります。
あなたも、教室に参加して実践訓練をしてみませんか。
鞍田朝夫「話し方教室」は、富山県民会館で毎月2回、
第1日曜日と第3日曜日の午前10時から開いています。
関心のある方の受講をお待ちしています。

2010年6月20日日曜日

話材を整理して話す

富山県民会館で開催している「話し方教室」の6回目でした。
学習テーマは「話材を整理して話す」でした。
日常生活の中で、人前で話す機会は意外と多いものです。
結婚披露宴やパーティでの祝辞、各種会合での挨拶や発表
など、スピーチの機会はいろいろあります。
まったく準備をしないで本番に臨む人はいないと思いますが、
ぶっつけ本番で思いつくままに話していいスピーチができる
ものではありません。事前に時間をかけて話すことを整理し、
しっかり準備をして本番に臨むことが大切です。
きょうの「話し方教室」では、人前で話す際の準備について
要領をいくつかお話しました。
何を話すか、話をどう始めてどう終わるか、話をどのように
組み立てるか、話す順番をどうするかなどなど・・・
私が先月行った講演を例に、話材整理の実際を説明しました。
教室では、基礎訓練としての発声発音練習のほか、実践訓練
として受講生に2分間スピーチをやってもらっています。
話し方は、準備と実践を繰り返し続けているうちに次第に
上達していくものです。
あなたも、話し上手を目指して教室に参加しませんか。
鞍田朝夫「話し方教室」の要項は、富山県民会館のHPの
「文化教室の案内」に掲載してあります。ぜひご覧ください。

2010年6月6日日曜日

話し読みで話す

富山県民会館文化教室「話し方教室」の5回目でした。
「話し読みで話す」・・・話し方の効果的な練習法の一つ
「話し読み」が今回のテーマでした。
話し読み練習法とは、書いてある文章を話し言葉に直して
話すように読む練習法です。話すように読むと言っても
そう簡単なことではありません。「アナウンサーの仕事は、
ニュースに始まってニュースに終わる」と言われます。
ニュース原稿を話しているように読めるようになるには、
不断の努力と経験が必要だということです。
それほどに、読むことは極めるのが難しいことなのです。
一方、読むことは上手に話すことへの助けになります。
新聞や雑誌などの書き言葉を話し言葉に直して、
人に話すように声に出して読んでみましょう。
繰り返し練習しているうちに話し方の基本が身につきます。
また、表現語彙が増えて知識も広がり、一石三鳥です。
話すように読む練習は、話し方上達への近道なのです。
きょうの教室では、新聞のコラムを使って話し読みの
練習をしてもらいました。
あなたも鞍田朝夫「話し方教室」に参加しませんか。
詳しくは、kurata2347@gmail.comへご連絡ください。
次回の開催は6月20日(日)10:00~12:00
学習テーマは「話材を整理して話す」です。

2010年5月16日日曜日

上がらないで話す

4月に富山県民会館で開講した「話し方教室」の4回目でした。
「上がらないで話す」が学習テーマでした。
悩んでいる人が意外と多い、古くて新しいテーマです。
人前で話すときは、程度の差こそあれ誰でも緊張するのです。
大勢の人を前にしてプレッシャーを感じるのは極めて
自然なことです。人間らしくていいのではないですか。
誰でも上がるのです。話しのプロでも上がるのです。
緊張感のない馴れ馴れしい話し方のほうがよほど問題です。
話し上手には、むしろほどよい緊張感が必要なのです。
しかし、緊張しすぎて声が十分に出なかったり、思ったことが
十分に言えなかったりする状態は克服しなければなりません。
そのためには・・・上がっている自分が正常だと考えること、
あまり身構えないこと、周到な準備をし自信を持つこと、
などが最悪を回避する処方なのではないでしょうか。
教室では毎回、スピーチの実践をしてもらっています。
慣れることは大切なことです。そのための訓練が必要です。
あなたも仲間に入りませんか。
次回は、6月6日(日)「話し読みで話す」です。
話し方の具体的な練習法を学習します。
教室の要項は、富山県民会館文化教室のHPでご確認ください。

2010年5月2日日曜日

わかりやすい表現で話す

きょう、3回目の「話し方教室」を開きました。
「わかりやい表現で話す」が学習テーマでした。
日本語の漢字は表意文字です。英語などの表音文字と違い、
文字そのものが意味を持っています。
漢語表現を有効に使うことによって豊かな伝え方が可能です。
その意味では、表現語彙を豊富にしておくことは重要なことです。
しかし、漢語表現を使いすぎるとわかりにくくなりがちです。
難しい言葉は、噛み砕いて話すようにすることが大切です。
そのためには、言い換える力をつけておくことが必要です。
同じ内容をいろいろな言葉で言い換えることができれば、
伝える力は飛躍的に向上します。
また、主語のあとに述語が続く英語や中国語などと違い、
日本語は述語が最後にくる言語です。
主語と述語との間に修飾語がたくさん入るとわかりにくい
表現になってしまいます。
人前で話す時は、聞き手に十分理解してもらえる表現を
つねに工夫することが必要です。
日頃から難しい言葉をあまり使わず、
なるべく短いセンテンスで話すように心がけましょう。
次回は、5月16日(日)午前10時~12時です。
テーマは「上がらないで話す」です。
上がらないで話すヒントをお話します。
関心がある人の受講(見学)をお待ちしています。

2010年4月18日日曜日

歯切れよく話す

きょう富山県民会館で、2回目の「話し方教室」を開きました。
学習テーマは、「歯切れよく話す」でした。
歯切れよく話すには、どうすればいいのでしょうか。
話し言葉は、書き言葉と違って話した瞬間に消えていきます。
書き言葉のように何度も読み返すことができません。
話しをしっかり伝えるためには、普段から歯切れのいい
ハキハキした話し方をすることが肝要です。
そのためには、大きく口を開いて話すこと、腹式呼吸で
声を少し張り気味にして話すこと、ゆっくり間をとって
話すこと、語尾まではっきり話すこと、短いセンテンスで
話すこと・・・などを心掛けることです。
教室では、発声発音練習のハンドブック「口の体操」を使って、
大きく口を開き、横隔膜を使って張りのある声で話すための
基礎訓練をしました。
基礎訓練は、野球でいえばキャッチボール、相撲でいえば四股です。
話し上手になるための、イロハのイです。
きょうはそのほか、ゆっくり間をとって、語尾まではっきり、短い
センテンスで話す要領やヒントにつても、具体的に説明しました。
次回は、5月2日(日)午前10時~12時に開講します。
「わかりやすい表現で話す」が学習テーマです。
関心のある人は、富山県民会館608号室を覗いてみませんか。
入会前の見学(無料)を歓迎します。

2010年4月4日日曜日

明るい声で話す

きょうから富山県民会館で「話し方教室」を開講しました。
咲き始めた桜とともにスタートできたのは嬉しいことでした。
富山市内を流れる松川べりの桜は、ずいぶん花開いています。
そんな桜の花を窓の外に見下ろしながらの初日でした。
第1回の学習テーマは、「明るい声で話す」こと。
明るく話すには、どんなことを心掛ければいいのでしょうか。
それは、大きく口を開いて話すこと、そして、大きな声で話すこと、
高い声で話すこと、笑顔で話すこと・・・を心掛けることです。
大きな口を開いて話すとなぜ声が明るくなるのでしょうか。
大きな声で話すにはどのような練習をすればいいのでしょうか。
高い声はどの程度高く出せばいいのでしょうか。
笑顔で話すとどうして声が明るく響くのでしょうか。
鞍田朝夫の話し方教室では、「明るい声で話す」ための訓練として、
年間を通して毎回発声発音練習をしていきます。
次回は4月18日(日)、午前10時~12時に開きます。
学習テーマは、「歯切れよく話す」です。
教室では、日常的な少人数ので会話ではなく、多人数に向けて
メッセージを発信するための「話す力」をつけることを目標に、
そのための訓練とノウハウの学習をしていきます。
あなたも参加してみませんか。見学(初回無料)大歓迎です。
話し上手を目指してともに学ぶ仲間を募集中です。
毎月、第1と第3日曜日、富山県民会館でお待ちしています。

2010年4月1日木曜日

自分のこと

話し方教室の開講が迫ってきました。
4月4日(日)午前10時、富山県民会館608号室で
第1回の教室を開きます。学習テーマは「明るい声で話す」です。
開講前に自分のことを少々・・・
私は、昭和23年4月7日に高岡市太田に生まれました。
もうすぐ62歳です。
地元の太田小学校、伏木中学校、氷見高校を経て、
昭和47年に早稲田大学法学部を卒業、
大阪の朝日放送にアナウンサーとして入社しました。
朝日放送では、主に高校野球やプロ野球の中継を担当・・・
とは言っても、未熟なスポーツアナとして日々勉強中でした。
しかし昭和51年4月、家庭の事情から朝日放送を退社し、
地元富山の北日本放送に中途入社しました。
北日本放送では、平成7年3月まで19年間、ビバクイズ、
ズームイン朝、ニュースプラス1などのテレビ番組や
Mアラベスク、夜のオープンスタジオなどのラジオ番組のほか、
高校野球、高校サッカーなどのスポーツ中継を担当してきました。
アナウンサーは、中学時代からの夢でした。
テレビが茶の間の主役になり始めた頃の、田舎の少年の遠い夢でした。
夢の実現は好運でした。幸せで光栄な日々でした。
このたび開講する「話し方教室」は、アナウンサー時代に還り
受講生とともに楽しく「話す力」を探究したいと始めるものです。
話し上手をめざして、私といっしょに頑張ってみませんか。
教室への入会は随時受け付けます。
学習テーマは、いつから始めても良いように組んであります。
詳しくは、富山県民会館ホームページでご確認ください。

2010年3月21日日曜日

そもそも・・・

そもそも、私が「話し方教室」を開講することになったのは、
元北日本放送アナウンサー広瀬正一さんに声をかけられたからです。
去年9月に「20年間続けてきた教室を引き継いでもらえないか」と
問いかけられました。大先輩からの身に余る打診でした。
光栄に思い有難く引き受けました。
広瀬さんは、北日本放送の草創期から永く大活躍された名アナウンサーです。そして、広瀬さんの教室は、広瀬さんの人柄に惹かれる人たちが 和やかに集い切磋琢磨する生涯学習のお手本のような教室でした。
きょう、広瀬さんの最後の「話し方教室」が開かれました。
冷たい雨が降る生憎の天気にも拘わらず、感謝の受講生が多数詰めかけました。有終の美を飾るに相応しい教室でした。
広瀬教室を引き継いで、4月4日(日)に新規開講します。
広瀬さんの話し方に対する理念に学びつつ、
向学の受講生にささやかなお手伝いができればこの上ない喜びです。
鞍田朝夫「話し方教室」の要項は、富山県民会館のホームページの
「文化教室のご案内」に添付してあります。
関心がある方は、ぜひクリックしてみてください。

2010年3月20日土曜日

「口の体操」完成

4月から富山県民会館で開講する話し方教室の教材として作成中だった
ハンドブック「口の体操」が完成しました。
B5判、18ページの小冊子です。
発声練習、各行の発音と滑舌練習、アクセント練習からなっています。
「話す力」をつけるための大前提として、発声発音は基本中の基本です。
毎朝のラジオ体操のように、時間を見つけては「口の体操」をしてみることが肝要です。
鞍田朝夫「話し方教室」では、このハンドブックを受講者に配布し基礎訓練に使っていきます。
訓練は続けることが大切です。継続は力なり・・・
毎日毎日の発声発音練習で、声が変わります。話し方が変わります。

2010年3月8日月曜日

「口の体操」作成中

「話し方教室」開講まで1か月を切りました。
もろもろ、準備を進めています。
いま、発声や発音練習のための簡単なハンドブック「口の体操」を作成中です。
「話す力」をつける基礎として、発声発音練習は大事です。
「口の体操」は教室に入会する受講者に配布し、講座の基礎訓練の教材にすることにしています。
あなたも「話す力」をつけるための訓練に参加しませんか。

2010年2月24日水曜日

4月開講

鞍田朝夫と申します。元北日本放送アナウンサーです。
人前で上手に話すのは難しいことです。
人を惹きつけて話すには訓練が必要です。
「話す力」をつけるための訓練をしてみませんか。
4月に富山県民会館で「話し方教室」を開講します。
関心のある方は、以下のメールアドレスにご連絡ください。
kurata2347@gmail.com