2016年9月1日木曜日

目標を口にする

リオ五輪での日本選手団の数々の活躍ぶりに感動しました。
とりわけ、富山県人の私には、地元出身の2人の女子選手が
金メダルを獲得したことが感激でした。柔道の田知本遥選手と
レスリングの登坂絵莉選手です。最後まで決して諦めない2人
の劇的な逆転勝利に興奮しました。歓喜しました。
日本人選手の大活躍を振り返り、思うことがあります。それは、
多くの選手が幼少期から明確な目標を口にしていたことです。
「強く思い描いた夢や願望は必ず実現する」というマーフィーの
法則をあらためて思い起こしました。夢や願望を実現するには、
毎日必ず明確な目標を口にし、それを自分に向かって宣言する
ようにすることのようです。
目標を口にするといえば、この夏、富山代表として3年ぶりに
2回目の甲子園出場を果たした富山第一高校野球部の選手や
監督が、「日本一をめざす」と頼もしい目標を口にしていたのを
思い出します。単なる夢物語ではなく、充実した練習に裏打ち
された確かな手応えを感じさせる抱負に聞こえました。
3年前の初出場では「ベスト8をめざす」が合言葉でした。そして、
県勢としては実に40年ぶりに準々決勝に進出し見事に所期の
目標を達成したのでした。その実績がチーム内に自信となって
受け継がれ、この夏は、「日本一」がめざすべき目標としてコン
センサスされていたのでしょう。
結果、1回戦では新潟代表の中越高校に劇的なサヨナラ勝ち。
2回戦は、広島新庄高校に敗れはしたものの、中盤まで奇跡を
期待させる善戦でした。近い将来、深紅の優勝旗が富山と石川
県境の倶利伽羅峠を越えることを期待したいものです。
リオ五輪の日本選手団の大活躍、甲子園の富山第一の健闘・・・
それぞれの熱い夏に、目標を口にすることの意義をあらためて
噛みしめた次第です。
9月の鞍田朝夫「話し方教室」は、いつもと違って、第1日曜日の
4日と第4日曜日の25日に開きます。4日は「初めてのスピーチ
で話す」、25日は「いい切り出しと結びで話す」が学習テーマです。
関心のある方のご参加をお待ちしています。入会前の見学を歓迎
します。事前に☎076-431-3248にお電話いただければ幸いです。