2012年12月1日土曜日

なくて七癖

人は多かれ少なかれ癖を持っているものです。「なくて七癖、
あって四十八癖」と言います。癖のなさそうに見える人でも
7つ、癖の多そうに見える人には48もの癖があるものだと
言うのです。数の多寡はともかくとして、話す時の言葉使い
にも、自分では気付かない癖が意外と多く現れています。
先般辞職した法務大臣が会見で、「はっきり申し上げて」と
連発したことが話題になりました。たぶん口癖なのでしょう。
そう言えば昔、話の最初に必ず「まぁそのぉー」とダミ声で
連発していた総理大臣もいました。
癖は一概に悪いとは限りません。時に、個性として魅力的
なことさえあります。あの元総理の口癖「まぁそのぉー」は、
愛すべき個性だったのではないでしょうか。
しかし、癖が気になり話をきちんと聞いてもらえなかったり
嫌悪感を持たれたりしているとしたら大変残念なことです。
努力して直すべきです。とは言っても、口癖を直すのは
そう簡単なことではありません。
私も、頑固な口癖を直すのに大変苦労したことがあります。
かつて、「ズームイン朝!」というTV番組で北日本放送の
中継担当キャスターをしていた時、中継現場を呼んでくる
NTVの徳光和夫さんの呼び掛けに、「ハイハイ~!」と
応じるのが口癖になっていました。上司から”二度返事”は
ダメだと指摘されて自覚しましたが、すぐには直らず苦闘
しました。中継のたびに思わず「ハイハイ!」を繰り返して
しまい、不甲斐なさに落ち込んだ日々が随分続きました。
口癖は本人が気付かないで連発しているのがほとんどです。
だから厄介なのです。指摘してくれる善意の助言者がいると
有難いですよね。口癖を直すには、まず、口癖を自覚する
ことが肝心です。そして、直すという強い意思が大切です。
鞍田朝夫「話し方教室」では毎回、受講生に短いスピーチを
実践してもらい、他の人達には感想を述べてもらっています。
口癖の発見と改善への挑戦機会になっていると思います。
12月の教室は、「間を取って話す」と「口癖を直して話す」を
学習テーマに、2日と16日の午前10時から富山県民会館
608号室で開きます。
関心のある方はぜひ覗いてみてください。見学大歓迎です。
教室の要項は、富山県民会館のホームページに添付掲載
してある要項をご覧ください。



2012年11月1日木曜日

情景描写してみる

情景描写することは、様々な「伝える力」を駆使することです。
情景描写してみることは、「伝える力」をつけるのに有効です。
私は、アナウンサー生活のほとんどの期間、スポーツの実況
に携わってきました。大阪の朝日放送に在籍していた時には、
プロ野球の中継や甲子園の夏の高校野球の実況を経験して
きました。富山の北日本放送に移ってからは、ラジオテレビの
レギュラー番組を担当しながら、単発番組としての高校野球や
高校サッカー、少年サッカー、ゴルフ、競輪などの実況中継を
担当してきました。
スポーツの実況中継番組では正確な描写力が求められます。
目の前で行われているゲームの経過や応援の観衆の様子など
を忠実に言葉で表現できなくてはなりません。スポーツ中継は、
アナウンサーとしての様々な力を磨くのに絶好の機会でした。
読むこと、話すこと、聞くことなど、アナウンサーが備えている
べき全ての要素がスポーツの中継アナには必要なのです。
実況描写することから学んだことが随分あります。スポーツを
実況描写することは、私のアナウンサーとしての原点でした。
ロカール局では、スポーツの中継番組が頻繁にあるわけでは
ありません。描写力を維持していることが重要な課題でした。
日頃の訓練として、車を運転中によく情景描写をしたものです。
もちろん安全運転が大前提です。運転しながらの情景描写は
発声発音のチェックになりました。車の中は観察力と描写力を
鍛練するのに都合のいい空間でした。いい訓練になりました。
人前で話す時にも具体的な表現力が必要です。物事を漠然と
見ていては具体的で適切な表現はできません。鋭い観察力と
見たことを忠実に言葉で表現できる描写力が求められます。
分かりやすい具体的な言葉で情景描写することは、話し方の
原点でもあると思います。色々な機会に頭の中で「情景描写
してみる」ことをお勧めします。
11月の鞍田朝夫「話し方教室」は、「話しかけるように話す」と
「絵を描くように話す」が学習テーマです。4日と18日の日曜日
午前10時から富山県民会館608号室で開講します。
関心のある方は、ぜひ教室を覗いてみて下さい。教室の概要は
富山県民会館ホームページに掲載してある要項をご覧下さい。








2012年10月1日月曜日

読むことと話すこと

私は、昭和4 7年(1 9 4 8年)にアナウンサーになりました。
新人としての最初の放送は、天気予報でした。次が、5分間の
短いニュースでした。つまり、読むことからスタートしました。
最近のアナウンサーは、話すことからスタートすることが多い
ように思います。時代の要請なのでしょう。しかし、アナウンサ
ーに限らず、人前で何かをしっかり伝える基本は、読むことに
よって修練されていくのではないかと思います。
新人時代に先輩から、「アナウンサーの仕事は、ニュースに
始まってニュースに終わる」のだと教わりました。それほどに、
読むことは、アナウンサーにとって重要な技能であり、極める
ことがとても難しいことでもあるという意味なのでしょう。
確かに、相手にしっかり伝わるように読むこと、自然な感じで
読むことは、プロといえども決して容易いことではありません。
一方、話すことも、人前できちんと伝わるように話すとなると、
これまた簡単なことではありません。ここで言う「話す」とは、
仲間内での「おしゃべり」のことではありません。気の張らない
友達などとの「おしゃべり」と改まった公の場での「話す」行為
とでは、求められるものが違います。
読むことも話すことも、人前ではとっても難しいことなのです。
話すように読めなければなりません。読むように話せなければ
なりません。一朝一夕にできることではありません。だからこそ、
訓練が必要なのです。最初は拙くても、しっかり読むことに日々
努力しているうちに、人に伝わる読み方になります。やがては、
話しているように自然な感じで読めるようになるのです。
話し上手への確実な道は、しっかり読むこと、伝わるように読む
ことへの不断の精進なのではないでしょうか。
10月の鞍田朝夫「話し方教室」は、「話材を整理して話す」と
「話し読み練習法で話す」が学習テーマです。7日と21日の
日曜日、午前10時から富山県民会館608号室で開きます。
関心のある方は、ぜひ教室を覗いてみてください。
教室の概要は、富山県民会館のホームページに添付掲載
してある要項をご覧ください。






2012年9月1日土曜日

言葉選びについて

かつて野球の実況を勉強していて、先輩アナウンサーの言葉選びに
「目から鱗・・・」の思いをしたことがあります。一塁ゴロを捌く選手の
実況描写で、多くのアナウンサーが「自らベースを踏んでアウト」と
表現しているところを、その先輩は「自分でベースを踏んでアウト」と
描写していました。「自ら」を「自分で」に置き換えただけのことでしたが、
初めて耳にした時、言葉選びの原点を示されたようで、感動にも似た
納得感を覚えたものです。
「自ら」と「自分」・・・どちらを選んでも大差のないことかもしれません。
しかし、「自ら」が常套句として使われている実況アナウンスにあって、
あえて「自分」というありふれた普段着の言葉を意識的に選んで使う
先輩の感性に感銘しました。日常語が新鮮に聞こえました。
ところで私たちは、使う言葉に序列をつけて日本語を操っているという
趣旨の指摘があります。文化勲章受章者で小説家の丸谷才一さんの
指摘です。和語より漢語、漢語より片仮名の西洋語が格上だという
言語風土の中で私たちは生きており、この三種類の言葉の格式を
みんなが心の底で感じながら、言葉を選び使っているというのです。
確かに、西洋語ばやりだし、漢語がずいぶん幅をきかせているように
思います。丸谷さんは、「この三種類の言葉による三段階の格式が、
現代日本語の大問題だ」と異を唱えています。
話をする際の言葉選びについては、相手がよく知らない(自分でも
意味がはっきりしない)難語や誤解の余地がある言葉は避けるべきだ
と言っています。それだけで話の質はずいぶん上がるし、相手によく
通じるようになるとも言っています。
私たちは、人前で話す時、格調高く話したいと思うあまり、時には、
これ見よがしに、片仮名の西洋語を連発したり、漢語を多用したり
しているように思います。似たような意味で、冒頭の野球実況でも、
「自ら」のほうが「自分で」より少し格上の言葉として使われていたと
言えないでもありません。それだけに、その時の先輩の言葉選びは、
私にとって極めて示唆的でした。人前で話す時、言葉選びに神経を
使う習慣を身につけたいものです。
9月の鞍田朝夫「話し方教室」は、あす2日と第4日曜日の23日です。
富山県民会館の608号室で午前10時から12時まで開講します。
テーマは、「わかりやすい表現で話す」と「正しい敬語で話す」です。
関心のある人はぜひご見学下さい。
教室の概要は、富山県民会館のホームページに添付掲載してあります。

2012年8月1日水曜日

備えるということ

連日、ロンドンからオリンピックの熱戦が実況中継されています。
実況アナの苦心を思いつつ、選手の活躍に声援を送っています。
私もかつて、スポーツの実況をしていたことがあります。野球や
ゴルフ、サッカー、ラグビーなどの実況中継を経験してきました。
実況アナにとって大切なことは、その場の情景を正確に描写する
ことができることです。しかし、それと同じくらい、いやそれ以上に
大切なのが、事前の資料の準備です。つまり、備えることです。
先輩アナからは、実況の成否は資料の準備が万全かどうかに
かかっていると教わりました。事前の資料は、データとして用意
するもののほかに、永年の経験から記憶としてストックされている
過去データやエピソードも含まれます。大会のこと、会場のこと、
選手のこと、事前取材した関係者の声、過去の記録・・・などなど、
実況描写を補足する情報をタイムリーに適切に紹介することが
スポーツ実況では大切なのです。
しかし、事前に用意した情報は決して主役ではありません。
実況描写を補完する脇役なのです。脇役が目立ちすぎるのは
主客転倒です。資料にこだわりすぎると実況がおろそかになり、
単にデータの披歴になってしまうことにもなりかねんません。
事前に備えることは大切です。が、頼りすぎるのは禁物です。
スピーチや挨拶についても、同じことが言えるように思います。
スピーチや挨拶を上手にするには、事前の準備が大切です。
ぶっつけ本番でいいスピーチができるはずがありません。
まれに、突然指名されても上手に話す人がいます。しかし、
そんな人達は、日頃から物事に関心を持ち、、話のネタを
絶えず蓄積しているのだと思います。常に備えているのです。
話し上手な人は、日頃から人知れず努力しているのです。
突然指名されてもいいように常にネタ探しをしているのです。
もっとも、スポーツ実況のデータ紹介と同じく、備えたものを
すべて紹介することがスピーチの目標ではありません。
ほどほどが一番。鼻もちならない自慢げな披歴は禁物です。
ところで、8月の鞍田朝夫「話し方教室」は、「ネタを集めて話す」
「いい切り出しと結びで話す」をテーマに開講します。
人前で話す時のネタ探し、「備えるということ」について考えます。
5日と19日の日曜日午前10時から富山県民会館で開きます。
関心のある方は、ぜひ教室を覗いてみてください。教室の概要は、
富山県民会館のホームページに添付掲載してあります。






2012年7月1日日曜日

3分という時間

スピーチと言えば、なぜか「3分間」と相場が決まっています。
いわゆる「3分間スピーチ」です。
この「3分間」という時間には、どんな意味があるのでしょうか。
何か特別な不文律でもあるかのように、いろいろなケースで
「3分間」が長さの尺度として使われています。
例えば、3分で出来上がるカップめん、3分クッキングという
料理番組、3分間しか怪獣と戦えないウルトラマン、そして、
ボクシングの1ラウンドの試合時間、さらには、ラジオ体操の
第1、第2も運動時間がそれぞれほぼ3分です。公衆電話の
市内通話が3分間10円という時代もありました。
さて、それぞれの「3分間」の意味は?
カップめんや3分クッキングの「3分間」には、手軽で簡単に、
短い時間で、という意味がありそうです。一方、ウルトラマンや
ボクシングの1ラウンド、ラジオ体操の「3分間」には、これが
限界、これ以上は無理、この辺がちょうどいい、という意味が
あるように思います。
そして、「3分間スピーチ」の「3分間」にも、似たような意味が
あるのではないでしょうか。
つまり、話の内容を相手にしっかり伝えるには、1~2分では
不充分、4~5分では余りすぎ、なかを取って、3分ぐらいが
ちょうどいいということなのでしょう。確かに「3分間」あれば、
話したいことを相手に手短に伝えるのに十分だと言えます。
その意味では、公衆電話の市内通話が、かつて3分間10円
だったのは理にかなっていたように思います。
一方、「3分間」は、話を聞く側にとってもちょうどいい時間だと
言えます。人の話を真剣に聞くことはそれなりの労働です。
神経を張り詰めて人の話に耳を傾けておれるのは、せいぜい
「3分間」ぐらいだという説があります。退屈な話でも我慢して
聞いて貰えるのは「3分間」が限度だということです。
「3分間スピーチ」の「3分間」は、話すにも聞くにも、ちょうど
いい時間なのです。
従って、スピーチや挨拶は3分間が常に基本と考えるべきです。
しかし、人を惹きつけて3分間話すのは簡単ではありません。
訓練が必要です。3分間話す力を身につけることが大切です。
富山県民会館文化教室、鞍田朝夫「話し方教室」の7月の
学習テーマは、「3分間で話す」と「ひとつだけを話す」です。
関心のある方は、ぜひ教室をご見学ください。教室の概要は、
富山県民会館ホームページに添付掲載してあります。







2012年6月1日金曜日

ほどよい緊張感

最近、政治家の口から「緊張感」という言葉を聞くことが多いように
思います。例えば野田総理・・問責閣僚の処遇を質されて「緊張感
を持って職責を果してもらう」、大阪市の橋下市長・・入れ墨職員の
現状に「公務員としての緊張感が足りない」などです。
問責閣僚を含む内閣改造が取りざたされています。近いうちに
野田総理は、またまた交代閣僚に「緊張感」を求めることでしょう。
いろいろな局面で緊張感が希薄になっているのかもしれません。
政治に限らず、事に当たっては緊張感が必要なのだと思います。
緊張感がないことは、決していいことではないのだと思います。
しかし一方で、乗り越えなければならない緊張感があります。
いい結果を出すために克服しなければならない緊張感もあります。
イチローや石川遼・・プロといえど緊張しているに違いありません。
にも拘わらず、鮮やかなヒットを放ち、ナイスショットを決める・・・
だからプロなのです。一流なのです。
人前で何かをする時、結果に対する使命感と不安感から緊張が
高まるのは極めて自然なことです。そして、緊張感があるからこそ、
事が正しく行われ、人を感動させる結果になるのだとも言えます。
その意味では、何かにつけ”ほどよい緊張感”は必要なのでしょう。
人前で話す時も同じです。”ほどよい緊張感”が必要です。
普段の会話と人前で話す時との大きな違いは、聞き手から受ける
プレッシャーです。そのプレッシャーにより誰でも緊張するのです。
友達との会話や家族との談話とは違う緊張感が、改まった場所で
話す時には必ずあります。しかし、過度の緊張感は乗り越えて、
上がった状態は克服しなければなりません。
一方で、まったく緊張感のない話しぶりは、決して褒められたもの
ではありません。時には、礼を失することさえあるのです。
”凛として整然”、”緊張感と安定感”を旨としたいものです。
6月になりました。結婚披露宴や会合が多いシーズンです。
スピーチや挨拶を頼まれて腐心している人もいることでしょう。
”ほどよい緊張感”を持って話すにはどうしたらいいのでしょうか。
鞍田朝夫「話し方教室」、今月は「初めてのスピーチで話す」と
「上がらないで話す」がテーマです。
関心のある方はぜひ教室を覗いて見てください。
見学(無料)を歓迎します。教室の概要は、富山県民会館の
ホームページに添付掲載してあります。ぜひご参照ください。




2012年5月1日火曜日

エコな話し方

きょうから5月。GWの後半、車で遠出する人も多いことでしょう。
安全運転で、事故のない楽しい休日にしてもらいたいものです。
私は最近、このところのガソリン価格の高止まりへの対抗策として
エコドライブを心掛けています。エコドライブは、燃費節減とともに
安全運転をすることでもあることを実感しています。
やっていることは3つ。
スタート時に、ワン呼吸おいて、アクセルをふんわり踏むこと。
走行時に、アクセルを軽く踏んで、一定速度で走ること。
停車が予測できる時は、早めにアクセルをオフにすること。
これだけで、燃費はずいぶん向上したように思います。
エコドライブは、交通安全、燃費向上、そして、地球にやさしい、
一石三鳥の運転なのだと、再認識しています。
ところで、人前で話す時も「エコな話し方」があるように思います。
それは、簡潔に話すこと、短いセンテンスで話すこと、だと思います。
用意した話材をすべて話そうとすると、ついつい力んでしまいます。
多くを話せばいい話になるとは限りません。必要最小限を話して
自分の思いや考えが相手に確実に伝われば、それがベストです。
センテンスを短く話すことも、話し手、聞き手双方にエコなことです。
センテンスが長すぎると、聞き手に必要以上の負荷をかけてしまう
ことになります。話し手も、何を言いたいのか整理しきれないまま、
支離滅裂で不本意な話になってしまいがちです。
センテンスを短く話すことは、話し手、聞き手の双方にとって、
無用なストレスを排除する省エネルギーな話し方なのです。
無理せず、力まず、余裕をもって・・・話にもエコドライブが必要です。
富山県民会館で開催している鞍田朝夫「話し方教室」、5月の
学習テーマは、「簡潔に話す」「短いセンテンスで話す」です。
6日と20日の日曜日の午前10時から開講します。
関心のある方は、ぜひ教室を覗いてみてください。見学無料です。
教室の要項は、富山県民会館HPに添付掲載してあります。



2012年4月1日日曜日

24年度開講

富山県民会館で開催している鞍田朝夫「話し方教室」は、
きょう4月1日から平成24年度の教室を始めました。
開講して3年目に入りました。これまで2年間、多くの
人達に受講してもらっています。
仕事も、年齢も、入会した動機も、さまざまな人達が、
教室を通じて、偶然に出逢い、仲間となり、互いに
影響し合い、刺激し合って、「話す力」をつけるための
訓練に挑戦してきました。
たかが「話し方」、されど「話し方」・・・
話し方ひとつで人生が変わることがあるかもしれません。
4月は、心機一転、一念発起、するのに相応しい月です。
新たな心で何かを始めるには絶好のときです。
ヒンズー教に、「心が変われば人生が変わる」という
教えがあるそうです。つまり・・・
心が変われば、態度が変わる
態度が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命が変わる
運命が変われば、人生が変わる
・・・というわけで、
「心が変われば人生が変わる」のだそうです。
きょうの教室には、引き続き参加いただいた心機一転の
受講生、一念発起して始めてみようかと教室を覗いた
見学者・・・皆、新たな気持ちで参加していただきました。
それぞれにとって、何かが変わる、意味ある年になることを
切に願うものです。
鞍田朝夫「話し方教室」は、今年度も第1と第3日曜日の
午前10時から富山県民会館で開講していきます。
次回は、今月15日の日曜日に開きます。学習テーマは、
「歯切れよく話す」です。
関心のある方は、ぜひ教室の覗いてみてください。
教室の要項は、富山県民会館ホームページに添付掲載して
あります。概要をご確認ください。

2012年3月1日木曜日

3月の話し方教室

富山県民会館で開催している鞍田朝夫「話し方教室」、
3月は、4日と18日の日曜日午前10時から開きます。
学習テーマは、4日が「ネタを集めて話す」、18日が
「突然指名されて話す」です。
人前で話す時、何を話せばいいか迷います。話の材料が
なくて困ることもあります。
また、会合やパーティの席で何も準備していないのに、
司会者から突然指名されて戸惑うことがあります。事前に
知らせて欲しかったと繰り言を言っても始まりません。
今月は、話の材料の集め方、突然の指名に応える心構えに
ついて考えます。
話の材料は私たちの周りにたくさんあります。日頃の生活
の中でいざという時に備えて材料集めをしておくことが
大切です。備えがないといい話はできないものです。
鞍田朝夫「話し方教室」では、受講生に短いスピーチを
実践練習してもらっています。また、他の人のスピーチの
感想を全員に述べてもらっています。
感想を述べることは、他人の話をヒントに自分の話の
材料を集めるきかけになります。また、感じたことを
言葉にすることは、突然指名されて話す訓練になります。
あなたも「話す力」をつける学習に参加しませんか。
教室に関心がある方は、ぜひ見学(無料)してください。
教室の概要は、富山県民会館のホームページに添付して
ある要項でご確認ください。

2012年2月1日水曜日

2月の話し方教室

富山県民会館で開催している鞍田朝夫「話し方教室」、
2月は、5日と19日の日曜日午前10時からです。
5日は「エピソードで話す」、19日は「絵を描くように
話す」をテーマに学習します。
話を分かりやすくするには、具体的に話すことです。
そのために大切なことは、まず、話の中に印象的な
エピソードが上手に紹介されていること、また、
聞き手にも頭の中で同じ情景を描いて貰うことです。
エピソードとは、文章や話の途中に挟む、本筋とは
直接関係ない短い興味ある話、あるいは、ある人や
ある物事について、あまり知られていない興味深い
話のことだと辞書にあります。
エピソードをたくさん蓄えておき、話の中にうまく
入れ込むことができれば、話を格段に分かりやすく
することになります。エピソードは、聞き手を惹き
つける素晴らしい材料にもなるはずです。
一方、聞き手に、さながらその場にいるかのような
臨場感を持って貰う話し方ができれば、話は確実に
分かりやすくなります。そのためには、聞き手の
頭の中に絵を描くように話すことです。つまり、
その場で実際にあったことを、できるだけ忠実に
詳しく言葉にする力を身につけることが大切です。
日頃から、物事を鋭く観察するように心掛け、
それを素直に描写する練習をしてみましょう。
鞍田朝夫「話し方教室」では、毎回、スピーチを
実践練習してもらっています。蓄えたエピソードを
人前で紹介する練習、言いたいことを情景として
聞き手に伝える練習の機会になっています。
あなたも、いっしょに練習してみませんか。
関心ある方は、ぜひ教室を覗いてみてください。
教室の概要は、富山県民会館ホームページに添付
掲載してある要項をご覧ください。

2012年1月1日日曜日

1月の話し方教室

新しい年がスタートしました。富山は穏やかな元日です。
去年は、東日本大震災など悪いことが重なった年でした。
それだけに、とりわけ「一陽来復」を切に願う新春です。
吉事が多く巡り来ることを強く願いたいものです。
富山県民会館で開催している鞍田朝夫「話し方教室」は、
今年の4月で3年目に入ります。話し方を訓練したいと
思っている人が想像以上に多いことを実感しています。
そんな人達とともに、より充実した教室をめざします。
新年1月は、いつもの月と違い、第2と第4日曜日の
8日と22日の午前10時から開催します。
学習テーマは、8日が「3分間で話す」、22日が
「ひとつだけを話す」です。
人前で話す機会が増えています。あいさつやスピーチ、
プレゼンの機会はさまざまあります。どんな場合でも
「3分間スピーチ」の要領が基本です。しっかり3分間
話すことができれば、長く話すことも難しくありません。
では、人を惹きつけて3分話すにはどうすればいいのか。
それは、テーマをひとつに絞って話すことです。つまり
「ひとつだけを話す」ことです。話をひとつに絞るにも
それなりの要領があります。
鞍田朝夫「話し方教室」では、短いスピーチを実践訓練
して貰っています。人前で実際に話してみる・・・その
繰り返しが話し上手への近道です。
上手な話し方を身につけたい方は、ぜひ教室を覗いて
みてください。見学歓迎です。
教室の概要は、富山県民会館ホームページに添付掲載して
ある要項をご覧ください。
今年が、皆さんにとって素晴らしい年でありますように!