2011年3月20日日曜日

始めと終りに注意して話す

富山県民会館「話し方教室」の24回目を開きました。
去年の4月に開講し、今回が22年度の最終回でした。
学習テーマは、「始めと終りに注意して話す」でした。
話しの切り出しで、聞き手の気持ちをぐっと惹きつける
ことができれば、あとは話しが随分しやすくなります。
話し手はまず、切り出しを工夫しなければなりません。
一方、話しの結びは一番印象に残る大切な部分です。
しっかりした終り方をしなければ、せっかくの話しが
生きてきません。
切り出しでは、新しい事柄や情報から始め、その場で
気付いた事柄を話したり、意外性のある始め方を工夫
したり、テーマを予告したりするとよいでしょう。
締めくくりでは、話しを要約して結ぶ、問題を提起し
て結ぶ、記憶に残る一言を言って結ぶことなどを
心掛けたいものです。
鞍田朝夫「話し方教室」は、23年度も富山県民会館で
開講します。新年度の日程と内容は、県民会館のHPに
添付掲載してあります。新規参加をお待ちしています。

2011年3月6日日曜日

結論を先に話す

富山県民会館「話し方教室」の23回目を開きました。
きょうの学習テーマは、「結論を先に話す」でした。
日本人は、遠まわしに話す傾向があるように思います。
相手を気遣ってか、あまりはっきりものを言わない
ことが美徳とされることさえあるように感じます。
会議の席でも、明確な意思表示を敢えて避け、持って
回った話し方をよく見受けます。このことは、日本人
の国民性に起因することなのかもしれません。また、
英語などのように主語のすぐ後に述語(結論)がくる
言語と違い、主語と離れて最後に述語がくる日本語の
特性と無関係ではないようにも思います。
しかし、話しの主題と遠く離れた話材を積み重ねて
論理を展開し結論に持っていく話し方は、聞き手に
話しの内容が充分に伝わらない結果になりがちです。
常に結論を先に話して、理由や説明は後で話すように
してみましょう。
鞍田朝夫「話し方教室」は、次回が今年度最終回です。
来年度も引き続き開催します。関心のある方は、ぜひ
ご参加ください。新年度の要項を富山県民会館のHPに
添付掲載しました。詳しくはお電話ください。