2021年2月1日月曜日

思います

菅首相が年頭の記者会見で「思います」という語尾を連発していたと、 岡本純子さんというコミュニケーション・ストラジストが指摘していました。 「コロナ対策の強化を図っていきたいと思います」「この危機を乗り越えていきたいと思います」等々、 わずか30分ほどの会見で39回も使っていたというのです。ひとつの答弁に7回も「思います」が使われていたケースもあったようです。 「強化を図ります」「危機を乗り越えます」と短く強く言い切ればいのにと、国のリーダーとしての菅首相の話し方に注文をつけていました。 ▼岡本さんによれば、この「思います」は日本人がよく使う表現で、気がつかないうちに多用している人が少なくないといいます。 聞く側は、丁寧さ、謙虚さを感じることもあるが、一方で、自信のなさ、責任逃れという印象を持たれることもあり、 「一応、やってみるけど、できなかったら勘弁ね」というニュアンスになりかねないというのです。 ▼確かに、私たちは「思います」を何気なく頻繁に使っています。「只今から新年会を始めたいと思います」 「開会が少し遅れたことをお詫びしたいと思います」「さっそく、〇〇さんにご挨拶いただきたいと思います」 「皆さんのご協力に心から感謝したいと思います」等々です。 ▼「思います」は、言い切る表現ばかりだとキツイ印象を与えると考え、語尾を和らげようとついつい使ってしまうのかもしれません。 しかし、言い方によっては、真剣度や覚悟が希薄な話し方になりかねません。また、真心の伴わない空々しい言葉に聞こえてしまうかもしれません。 時には、素直に「します」と言い切る方が相手に誠意が伝わると言えそうです。 ▼さて、新型コロナの第3波の感染がなお収まってはいませんが、2月の鞍田朝夫「話し方教室」は今のところ開講する予定です。 7日と21日の日曜日です。いずれも午前10時から12時まで富山県民会館の608号室で開きます。 学習テーマは、7日が「正しい敬語で話す」、21日が「わかりやすい表現で話す」です。入会を希望される方の事前見学を受け付けます。 予め、☎076-431-3248かEメールkurata2347@gmail.comにご連絡いただければ幸いです。