富山県民会館文化教室の鞍田朝夫「話し方教室」、
7月は、3日と17日の日曜日午前10時から開きます。
学習テーマは、3日が「上がらないで話す」、17日が
「話しかけるように話す」です。
アナウンサーの現役だった頃、「上がらないで話す」
にはどうしたらいいですか、とよく質問されました。
プロのアナウンサーは上がらないと思われがちです。
個人差はあるものの、プロも上がっているのです。
私も、本番前にはいつも緊張していました。
程よい緊張感は正しい仕事に必要だと考えるように
していました。誰でも上がるのです。
問題は、緊張しすぎて動悸が押さえきれず、
声が震えたり、思ったことが十分に言えなかったり
する状態は克服しなければなりません。
そのためには、上がっている自分が正常だと思うこと、
あまりうまく話そうとしないこと、事前の準備を
しっかりし、きちんと練習すること、などが大切です。
また、「話しかけるように話す」と、上がりを和らげる
ことができます。上がったままにしないことが肝心です。
熱心に聞いてもらうと上がりは収まります。
あなたの話しに頷いて聞いてくれる人、じっと見つめて
聞いてくれる人、笑顔で聞いてくれる人、
そんな親切な人を探して話しかけるように話しましょう。
教室では、毎回基本的な発声発音練習をしたあと、
スピーチの実践練習をしてもらっています。
人前で上がらないで話す、人に話しかけるように話す、
教室は格好の実践機会です。あなたも参加しませんか。
詳しくは県民会館のホームページの要項をご覧下さい。