3月です。球春到来です。野球の第3回WBCがあす2日に
開幕します。また、春の選抜高校野球が22日に始まります。
そして、29日にはプロ野球公式戦がセパとも幕を開けます。
それぞれのこれまでの練習の成果が問われるところです。
かつて、駆け出しの野球アナウンサーとして阪神タイガース
のキャンプを取材したことがあります。基礎練習が繰り返し
行われます。コツコツ続けること、日々繰り返すこと以外に、
「力」をつける道はないのだと実感したものです。
「継続は力なり」と言います。これは、大正から昭和初期に
広島で活動した住岡夜晃(すみおかやこう)という宗教家が、
修行の心構えとして記した詩の中にある言葉だそうです。
コツコツ続けること、その積み重ねが力(能力)になっていく
という主旨です。
米大リーグのイチロー選手も、同じようなことを言っています。
曰く「いま自分にできること、頑張ればできそうなこと、そういう
ことを積み重ねて行かないと、遠くの大きな目標は近づいて
こない」と。イチローの今日は、努力と精進の賜物なのです。
あの芸術的なバッティングフォームは、努力の積み重ねから
編み出され、それ故に余人の追随を許さない特別な能力と
なったのです。努力が才能を引き出したのです。
しかし、何かを積み重ねることは簡単なようで簡単なことでは
ありません。イチローの言うように、いまできること、頑張れば
できそうなことを・・・というのがミソかもしれません。無理せず
なんとかできることを、ひたすら積み重ねていくことが「力」を
つける最善の近道なのだと思います。ひとつのことを続けて
いること、繰り返していることは、自信になります。その自信が
いろんなことによい影響を与えてくれるのです。
鞍田朝夫「話し方教室」にも、長い間続けている人がいます。
その人達はそれぞれに話し上手です。まさに「継続は力なり」
なのです。4月から新年度の教室を開講します。教室に出席
することが、「続けること、繰り返すこと」を習慣にする契機に
して貰えれば光栄です。
3月の鞍田朝夫「話し方教室」は、「突然指名されて話す」と
「アイドマで話す」が学習テーマです。3日と17日の日曜日
午前10時から富山県民会館608号室で開きます。関心の
ある方はぜひ教室をご見学ください。