日本を代表するアマチュアゴルファー・阪田哲男さんの
”「ゴルフ力」の鍛え方”を読みました。
阪田さんは、日本アマや世界アマなど数々の公式戦で
優勝し、アマチュアとして100以上のタイトルを獲得して
いる実力者です。今年3月に出版された著書には、前人
未踏の実績に裏打ちされた”「ゴルフ力」を鍛える心得”が
様々な視点で書かれています。「ゴルフ力」を「話す力」に
置き換えて読むと、「話す力」をつけるのに有用なヒントが
多く示唆されているように思います。
阪田さんは、まず「球をたくさん打つことでゴルフの基盤を
つくっていった。練習もしないでうまくなろうというのは少々
ムシがよすぎる。」と、自身のゴルフを振り返っています。
何事も熱心に練習するに如かず・・・ということなのでしょう。
当たり前と言えば当たり前ですが、実は、当たり前が一番
難しいのです。そして、当たり前をコツコツ積み重ねるしか
特別になる道はないのです。
選手として特別な輝きを放ってきた阪田さんは、「競技者と
して多くのタイトルを手にすることができた背景にあるのは、
経験を重ねていくなかで「考える」ことの重要性に気付いて
いったからだ。」とも述懐しています。「考える」とは、状況を
読み、正しいクラブや攻め方を選択し、正しくアドレスする
ことなど多岐にわたると言います。何より”練習が大切”で、
しかも”「考える」ことが重要”だということなのです。
同じく、「話す力」をつけるにも”練習が大切”です。そして、
話す場、言葉の選び方、話の筋の立て方など、「考える」
べきことが多くあります。教室は練習の格好の舞台です。
そして、「考える」習慣を培う絶好の機会です。
鞍田朝夫「話し方教室」、6月は「短いセンテンスで話す」と
「三段階話法で話す」を学習テーマに、1日と15日の午前
10時から富山県教育文化会館5階の会議室で開きます。
関心のある方の入会をお持ちしています。