2022年7月1日金曜日
捲土重来を期す
7月です。大相撲名古屋場所が10日から始まります。郷土の朝乃山が6場所の出場停止処分から復帰します。
是が非でも捲土重来を期して貰いたいものです。
▼改めて、「捲土重来」とは、手元の辞典によれば、一度戦に敗れた者が再び勢いを盛り返して相手方を攻め込むことのたとえ。
転じて、一度敗れたり失敗したりした者が再び巻き返すことのたとえ。とあります。
▼朝乃山は、西三段目22枚目から巻き返しを図ります。初土俵は三段目100枚目付け出しでした。それに比べれば上位からの出直しです。
少なくとも十両までは無敗で返り咲いて貰いたい、それが元大関の意地というものです。三段目で優勝し、幕下2場所を優勝で通過すれば十両に戻れます。
そして、十両を2場所で通過すれば、来年の5月場所には再入幕できます。1年後には、幕内で優勝争いに絡んでいる雄姿を見たいものです。
▼今場所から、四股名の「朝乃山英樹」を「朝乃山広暉(ひろき)」に改めて臨むといいます。
四股名の上の部分の「朝乃山」」は、高砂部屋伝統の「朝」に故郷の「富山」、同郷の横綱「太刀山」等からとり、
下の部分の「英樹」は、富山商業高校時代の恩師で相撲部監督だった浦山英樹さん(故人)からとったことは、つとに知られているところです。
今回の改名は、出場停止中の去年8月に無念にも64歳の若さで亡くなった父・靖さんの思いを胸に本名の「広暉」で雪辱を果たしたいという強い決意なのでしょう。
▼報道によれば、朝乃山は早朝から砂まみれになりながら稽古に励み、部屋での雑用もこなしているといいます。
生来、真面目な性格なのでしょう。なのに、どうして?と、ファンとして今も口惜しい思いは残りますが、本人は真面目に真剣に猛省したことでしょう。
心機一転、親から貰った柔軟で丈夫な体と亡き父につけて貰った本名で、文字通り「捲土」のごとく猛烈な勢いで「重来」を期して貰いたいと思います。
▼さて、7月の鞍田朝夫「話し方教室」は、3日と17日に開講します。午前10時から12時まで富山県民会館608号室で開きます。
学習テーマは、3日が「3分間で話す」、17日が「ひとつだけを話す」です。入会を検討される方の事前見学を受け付けます。
予め、☎076-431-3248 か Eメールkurata2347@gmail.comへご連絡いただければ幸いです。
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