2023年3月1日水曜日
春はセンバツから
3月です。「春はセンバツから」という言葉があります。選抜高校野球とともに陽気が春めき万物が活気づいてくるという時候表現です。
高校球児の春到来と季節の春本番を心待ちにする期待感が伝わってきます。
▼第95回選抜高校野球大会が18日に甲子園球場で開幕します。富山県から氷見高校が出場します。県勢初の21世紀枠で選出されました。
21世紀枠とは、地域貢献など野球以外の要素を選考条件に加え、甲子園にあと一歩というチームにチャンスを広げようという制度です。
▼氷見高校は、地元の小中学生を集めて野球教室を開くなど地域に密着した活動に加え、チーム力の高さも評価されたようです。
昨夏の県大会で準優勝、昨秋の県大会では優勝、北信越大会でも1勝を挙げベスト8になりました。地力は充分です。
地元では甲子園での旋風を期待するムードが高まっています。
▼旋風といえば、昭和61年の選抜大会での新湊高校の活躍が想い出されます。
1回戦は、大会NO.1左腕を擁する優勝候補の愛知の享栄に勝利。2回戦は、東の横綱の呼び声高い千葉の拓大紅稜を大逆転で撃破。
準々決勝では、波に乗る京都西にボークを誘う神がかった勝ち方で延長戦を制しベスト4。
”ミラクル新湊”と言われました。”新湊旋風”と騒がれました。
▼私事ながら、氷見高校は我が母校です。高校野球の原点を感じるチームです。選手はベンチ入りの定員に満たない17人、うち16人が地元出身です。
県外から有望選手をスカウトする強豪が目立つ昨今、氷見ナインには是非とも頑張って貰いたいものです。
活躍すれば話題になります。話題になれば力になります。旋風も決して夢ではありません。
昭和49年春の徳島・池田高校の”さわやかイレブン”旋風が想い起こされます。
「春はセンバツから」、例年になくワクワクする早春です。
▼さて、3月の鞍田朝夫「話し方教室」は、5日と19日に開きます。富山県民会館608号室で午前10時から12時まで開講します。
学習テーマは、5日が「わかりやすい表現で話す」、19日が「正しい敬語で話す」です。
入会を検討される方の事前見学を受け付けます。予め☎076-431-3248 か Eメールkurata2347@gmail.comへご連絡いただければ幸いです。
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