2025年1月1日水曜日

うまくなりたい!

新年です。今年こそはと、期する思いを胸に新しい年を迎えた人も多いことでしょう。 年末に放送されたテレビのNHKスペシャルで、圧巻の歴史的な好成績で昨シーズンを終えた米大リーグの大谷翔平選手が、 念願のワールドシリーズを制して今後の目標は?と問われ「うまくなりたい!シンプルにそこだけかな」と答えていました。 大谷選手らしい一言に納得と共感を覚えました。 ▼どこまでも貪欲に、そして謙虚に、”大谷翔平”とはそういう野球選手なのでしょう。 曰く「ワールドチャンピオンはチームのシーズンの目標。通過して行く1つのタイトル。野球人生を大きな括りで言えば、 一番の目標は、野球自体うまくなって自分が現役のうちにどれだけ納得できるものを残していけるかということ。《中略》 これまではいいペースで来ているが、100点満点ではないので、今後どうなって行くかを含めて楽しみにしたい」 ▼大谷選手の思考と価値観はこれまでの他の発言でも一貫しています。「無駄な試合や無駄な練習というのはない」 「悪い中にも必ず向上するヒントがある。どこまでうまくなれるか楽しみに頑張りたい」「足りない部分が見えてやることがたくさんあることは幸せ」などなど。 大谷選手にとって、改善の余地があることは喜ばしいことであり、それが彼のこれまでの成長と成功の源泉になっているのでしょう。 ▼自身の成長に対する姿勢と飽くなき向上心を端的に表わす大谷選手の言葉の数々は、私たちに、自己成長の喜びと挑戦を楽しむ姿勢の大切さ教えてくれます。 それは、単なるスポーツの世界だけでなく、私たちの日常生活や仕事でも有益な示唆となる貴重な洞察だと思います。 ▼話し方でも、「うまくなりたい!」という向上心はとても大切です。自身の不足を成長の機会として捉えること、現状に満足せず常に前進すること、 他者との比較ではなく自分自身との競争に焦点をあてること、挑戦を苦痛ではなく喜びとして捉えること、などなど、 新年にあたり心して反芻し肝に銘じたい姿勢だと思いました。