2015年8月1日土曜日

コラムの音読

鞍田朝夫「話し方教室」では、声を出す新たな契機として
新聞のコラムの音読に取り組んで貰っています。新聞の
コラムは、話し方を磨くのに格好の音読教材だと考える
からです。
話し方で大切なのは、声の出し方、言葉の選び方、話の
筋の立て方です。新聞のコラムの音読は、それを日々の
習慣にすることで、効果的な発声発音練習になります。
加えて、活字を目で追いながら文意や情景を脳裏に思い
浮かべることで、思考力や想像力を養うことになります。
また、使われている言葉を噛みしめることで、言葉選びを
倣い、自らの表現語彙を充実させることにも繋がります。
そして、もっとも有意義なのは、ベテランの記者が推敲に
推敲を重ねて書き綴った記事の構成から、短いスピーチ、
例えば、3分間スピーチの典型を学ぶことになるのです。
新聞のコラムは、ほとんどの場合、短い文章を積み重ね、
起承転結を考えてコンパクトに書かれています。新聞の
コラムを繰り返し音読することによって、自らの文章力を
磨くことにもなるのです。そもそも、書くこと、読むことは、
話すことの原点です。コラムの音読は、話し方を鍛える
最善の訓練機会にできるのです。
鞍田朝夫「話し方教室」では、その日の講習の結びとして、
出席している受講生全員で声を揃え、地元紙のコラムを
音読して貰っています。一日の講習の”整理体操”として、
取り組んで貰っています。
さて、8月の教室は、あす2日と第4日曜日の23日に開講
します。2日が「口癖を直して話す」、23日が「間を取って
話す」を学習テーマに、午前10時から12時まで富山県民
会館608号室で開きます。
関心のある方はぜひ覗いてみて下さい。見学大歓迎です。
☎076-431-3248、又は、kurata2347@gmail.com
事前にご連絡いただければ幸いです。