鞍田朝夫「話し方教室」では、声を出す新たな契機として
新聞のコラムの音読に取り組んで貰っています。新聞の
コラムは、話し方を磨くのに格好の音読教材だと考える
からです。
話し方で大切なのは、声の出し方、言葉の選び方、話の
筋の立て方です。新聞のコラムの音読は、それを日々の
習慣にすることで、効果的な発声発音練習になります。
加えて、活字を目で追いながら文意や情景を脳裏に思い
浮かべることで、思考力や想像力を養うことになります。
また、使われている言葉を噛みしめることで、言葉選びを
倣い、自らの表現語彙を充実させることにも繋がります。
そして、もっとも有意義なのは、ベテランの記者が推敲に
推敲を重ねて書き綴った記事の構成から、短いスピーチ、
例えば、3分間スピーチの典型を学ぶことになるのです。
新聞のコラムは、ほとんどの場合、短い文章を積み重ね、
起承転結を考えてコンパクトに書かれています。新聞の
コラムを繰り返し音読することによって、自らの文章力を
磨くことにもなるのです。そもそも、書くこと、読むことは、
話すことの原点です。コラムの音読は、話し方を鍛える
最善の訓練機会にできるのです。
鞍田朝夫「話し方教室」では、その日の講習の結びとして、
出席している受講生全員で声を揃え、地元紙のコラムを
音読して貰っています。一日の講習の”整理体操”として、
取り組んで貰っています。
さて、8月の教室は、あす2日と第4日曜日の23日に開講
します。2日が「口癖を直して話す」、23日が「間を取って
話す」を学習テーマに、午前10時から12時まで富山県民
会館608号室で開きます。
関心のある方はぜひ覗いてみて下さい。見学大歓迎です。
☎076-431-3248、又は、✉kurata2347@gmail.comへ
事前にご連絡いただければ幸いです。
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