2019年11月1日金曜日

アクセントを意識する

ある日の教室の練習スピーチで、自分の話すアクセントに
逐一直しを入れてくる友人の話を紹介した受講生がいます。
二人で東京の街を歩きながら何気なく話した一語一語にも
そのつどアクセントの間違いを指摘されたということです。
もともとアクセントに強い関心を持ち入会した受講生ですが、
さすがに、親しい友との和やかな談笑にしたいのに、話す
前に一瞬考えてしまい、しゃべれなくなってしまったと苦笑
していました。
聞けば、その友人は、話し方だけでなく、化粧や着こなし
など、なにくれとなく忠告してくれる人で、いつも、そのアド
バイスは的確なのだといいます。この時も「せっかく話し方
教室に通っているのだから、普段からアクセントを意識する
ようにしなさい。」という、友情のアドバイスだったのだろうと
述懐していました。
確かに、標準語アクセントの習得には、普段から意識する
ことがとても大切です。というのは、標準語のアクセントを
マスターするには、基本的な幾つかの単語のアクセントと
品詞ごとの様々な法則を覚えることが必要です。その上で、
個々の語のアクセントを法則に沿って類推しながら話して
いくことになるのです。だから、普段から常にアクセントを
意識することがとても大切なのです。
鞍田朝夫「話し方教室」では、アナウンサー養成を目的に
している教室ではないので、敢えて、アクセントの学習に
力を入れることはしていませんが、毎回必ず行なっている
発声や発音練習、滑舌練習を通じて、標準語アクセントを
音感として自然に体得してもらえればと考えています。
さて、11月の鞍田朝夫「話し方教室」は、3日と17日に
開講します。10時から12時まで富山県民会館608号室で
開きます。学習テーマは、3日が「3分間で話す」、17日が
「具体例で話す」です。関心のある方の見学を受け付けます。
☎076-431-3248 か Eメールkurata2347@gmail.com
ご希望をご連絡いただければ幸いです。

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