2021年11月1日月曜日
なぜ、紅葉狩り?
11月です。紅葉の季節です。先週久しぶりに信州の小布施までドライブしてきました。
途中立ち寄った妙高SAから見上げた山並みは、頂上が冠雪しその下の山肌が紅葉していました。
富山でも有峰湖周辺が紅葉の最盛期を迎えていると、一昨日の地元紙が写真を載せて報じていました。
各地の紅葉の名所は、コロナ禍で行楽を控えていた人達の「紅葉狩り(もみじがり)」で賑わうことでしょう。
▼ところで、紅葉を見に出掛けることを「紅葉狩り」と言いますが、なぜ、狩猟でもないのに「狩り」と言うのでしょうか。
▼そもそも「狩り」は、古来”鷹狩り”や”鹿狩り”など山野に入って鳥や獣を捕まえる猟の言葉として使われてきました。
「紅葉狩り」のはじまりは、狩猟をしに山野に入った猟師が自然の美しさに目を奪われ歩き回ったことが由来のようです。
そこから紅葉を観賞することも同様に「狩り」と言うようになったのでしょう。
▼秋には、昔は紅葉を手に取って観賞していたようです。一方、春には「桜狩り」もしていたようです。
平安時代には、花をつけた桜の枝を手折って家への土産に持ち帰っていたということです。
昔は、自然の美しさを家に持ち込みたいという気持が強かったのかもしれません。
▼一方、昨今は「いちご狩り」「梨狩り」「ぶどう狩り」などなど、さまざまに「狩り」という言葉が使われています。
こちらは、手に取って観賞するのではなく、摘み取って味わうのが目的で、観光の要素を強く感じます。
「狩り」とう言葉のイメージが時代ともにいろいろ変化してきたようです。
▼さて、11月の鞍田朝夫「話し方教室」は、7日と21日に開講します。
午前10時から12時まで富山県民会館の608号室で開きます。
学習テーマは、7日が「間をとって話す」、21日が「わかりやすい表現で話す」です。
入会を希望される方の事前見学を受け付けます。
予め、☎076-431-3248 か kurata2347@gmail.comへご連絡いただければ幸いです。
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