富山県民会館の「話し方教室」の14回目を開きました。
きょうのテーマは、「話しかけるように話す」でした。
駆け出しのアナウンサーだった頃、先輩から「スタジオ
では、カメラマンに話しかけるようにアナウンスしなさ
い」と教わりました。カメラマンを視聴者の代表と考え、
大勢の視聴者ひとりひとりと対話しているような気持で
アナウンスしなさいという助言だったと思います。
人前でスピーチする時も同じです。聞き手がいかに多く
ても、話す人と聞く人は1対1の対話の相手なのです。
大勢の聞き手のうちの何人かと対話するつもりで話して
みましょう。大切なのは、意識して話しかけるように
することです。その為には、視線の向け方も重要です。
あなたの話しに頷いてくれる親切な聞き手を3人ほど
探して、ゆっくり視線を移しながら話してみましょう。
視線を向けられた相手は、自分に話してくれていると
受止め好意的に聞いてくれます。一方話し手は、聞いて
貰っているという実感が自信になり、スピーチにいい
効果が生まれます。
教室では毎回、発声発音の基礎訓練とスピーチの実践
練習をしています。あなたも参加してみませんか。
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