2013年10月1日火曜日

使える言葉を増やす

「人は辞書という舟で広大な言葉の海を渡り、自分の気持を
的確に表す言葉を探している。誰かと繋がりたくて・・・」という
主旨のことを、映画「舟を編む」の中で、辞書の編集に人生を
捧げ熱い情熱を傾ける老国語学者が言っていました。
最もふさわしい言葉で、正確に、思いを誰かに届けるために
私たちは暗い海を光を探して彷徨っているのかもしれません。
確かに、自分の思いをうまく言葉にできなくてもどかしい思い
をすることがあります。言いたいことを言うのに最適な言葉が
出てこなくて閉口することがあります。
使える言葉を増やすしかありません。日々増やす努力をする
しかありません。表現語彙が豊かであれば、感情や思考など
の微妙なニュアンスをうまく伝えることができます。話し手と
聞き手とが同じ認識を共有することになります。
では、使える言葉を増やすにはどうするか・・・
辞書を片手に読書することが一番の早道なのでしょうね。
本を読んでいると、自分がこれまで使ったことのない言葉に
遭遇することが度々あります。それらの言葉の意味を辞書で
しっかり調べ正しく理解して、忘れないうちに自分でも使って
みる、それがもっとも着実な道なのだろうと思います。新聞や
雑誌なども、使える言葉を増やすという明確な目標を持って
調べながら読むという努力が大切なのではないでしょうか。
使える言葉が増えると、話に広がりと奥深さが出てきます。
鞍田朝夫「話し方教室」では、毎回、スピーチの実践練習を
してもらっています。読書で知った言葉を人前で使ってみる
訓練機会にして貰えれば何よりです。
10月は、「話材を整理して話す」「話し読み練習法で話す」を
学習テーマに開講します。6日と20日の午前10時から富山
県民会館608号室で開きます。
関心のある方は、ぜひご見学ください。お持ちしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿