2016年8月1日月曜日

イチロー、3000安打にあと2本!

米大リーグのイチロー選手が、メジャー通算3000安打に
あと2本です。連日手に汗握る心の高鳴りを味わいながら
テレビ観戦していますが、今日までのところは偉業達成の
歓喜はお預けです。しかし、時間の問題です。
記録達成が目前の3000安打は、参考記録の意味合いが
云々される日米通算記録ではなく、メジャー通算での記録
だということに大きな意義があります。米メジャーリーグと
いう大舞台で16年かけてコツコツと積み重ね挑んできた
イチロー選手の新たな金字塔です。
2001年に日本人で初の野手として米大リーグに挑戦し、
いきなりアメリカンリーグのMVPに選ばれるなど大活躍
でした。日本人の野手がメジャーで通用するのか、日米
問わず疑問視する声が多々あった中でのとても痛快な
デビューでした。
2004年には、ジョージ・シスラーのシーズン安打記録を
5本上回る262安打でシーズン最多安打記録を更新し、
2010年には、メジャー1年目から10年連続200安打と
いう前人未踏の成績を残すなど、大リーグの永い歴史に
燦然と輝く数々の記録を刻んできました。
イチロー選手は、記録達成の節目節目に含蓄ある言葉を
残しています。2013年に日米通算4000安打を記録した
ときの言葉が、私にはとても印象的でした。
「4000本のヒットを打つ為に、8000回以上の悔しい思い
をしてきている。それに、つねに自分なりに向き合ってきた
という事実はあるので、誇れるとしたら、そこではないかと
思う」・・・という実に示唆的な言葉です。イチロー選手独特
の言い回しながら、4000本の安打の背景には倍以上の
挫折があり、その悔しさに真摯に対峙してきた現実こそが
貴重な財産になっている、ということなのでしょう。
悔しい思いとは、ひたすら努力をした者のみが心に秘める
ことが相応しい飛躍の源泉なのかもしれません。
鞍田朝夫「話し方教室」が、日頃の努力を通じて悔しさを
体験し上達への糧を見つける機会になればと念じます。
8月の鞍田朝夫「話し方教室」は7日と21日に開きます。
午前10時から12時まで富山県民会館608号室で開講
します。7日が「話し読み練習法で話す」、21日が「整話
練習法で話す」が学習テーマです。
関心のある方の参加をお持ちしています。入会前の見学
を歓迎します。事前に☎076-431-3248にご連絡頂ければ
幸いです。

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