2022年1月1日土曜日
一陽来復を願う
新型コロナの変異株「オミクロン株」の感染急拡大が警戒される中、新年を迎えました。
コロナ禍で迎える2度目の正月です。今月15日には、国内で初めてコロナ感染者が確認されてから
まる2年になります。コロナとの闘いは、いよいよ正念場の3年目です。
コロナ禍の終息を願って、友人や知人に宛てた年賀状に「一陽来復を願う」と書き添えました。
▼辞書によれば、一陽来復とは、冬が終わって春が来ること、転じて、悪いことがしばらく続いた後に
良いことが起こるということを意味する語。もともとは、陰暦10月または冬至の別名。とあります。
▼そもそも、占いの方法のひとつ易学では、あらゆるものが陰と陽の2つの要素からなると考え、
物体も概念も時間の流れも陰と陽の移り変わりによって表現されています。
そして、陰暦10月や冬至の頃は1年のうちで最も陰の気が強くなる時期であり、
この時期を過ぎると再び陽の気が強くなっていく転換点だと考えられているのです。
よって、陰暦10月または冬至を指して”一陽来復”と呼ぶというわけです。
▼旧暦の10月、冬至の頃を過ぎると、厳しい寒さが徐々に暖かくなる傾向に転じていくようになります。
その意味で、辛い時期が去り良い方向に転じることを喩えて”一陽来復”と言うのです。
▼一陽来復には、時間の流れの中で自然に良い方向に向かうという意味合いが込められているように思います。
コロナ禍も3年目。そろそろ今年は、いや、今年こそ、終息への転換点であってほしいと願うばかりです。
▼鞍田朝夫「話し方教室」は、今年も原則、第1日曜日と第3日曜日に開講することにしていますが、
1月は、第2日曜日の9日と第3日曜日の16日に開きます。午前10時から12時まで富山県民会館で開講する予定です。
学習テーマは、9日が「起承転結で話す」、16日が「5W1Hで話す」です。
入会を希望される方の事前見学を受け付けます。
予め、☎076-431-3248 か kurata2347@gmail.comにご連絡いただければ幸いです。
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