2022年2月1日火曜日

「14日間」の読み方

コロナ感染者の濃厚接触者の待機期間が7日間に短縮されました。変異株オミクロン株の感染急拡大を受けて 先月14日に10日間に短縮されたばかりです。社会経済活動を維持するための再度の見直しだそうです。 今後の感染状況によっては更に短縮されることもあり得るということです。一日も早い感染のピークアウトを願うばかりです。 ▼ところで、濃厚接触者の待機期間はもともと14日間でした。この「14日間」をあなたはどう読んでいますか? ▼ほとんどの人は「ジューヨッカカン」だと思います。私もその昔は「ジューヨッカカン」でした。 ところが、アナウンサーを目指して高校時代に使っていた教材”NHKアナウンス読本”の練習用のニュース原稿には、 「14日間」が「ジューヨンニチカン」と読み方が表記されていました。 数詞の深奥に触れたようで”目から鱗”の感慨を覚えたのを想い出します。今から50年以上も前のことです。 以来、意識して14日間を「ジューヨンニチカン」」と読んできました。 ▼確かに、期間を数える時、12日間は「ジューフツカカン」ではなく「ジューニニチカン」、 13日間は「ジューミッカカン」ではなく「ジューサンニチカン」なのですから、 14日間を「ジューヨッカカン」ではなく「ジューヨンニチカン」と読むのが理に適っているのかもしれません。 ▼一方、カレンダーでは、14日と24日が「ジューヨッカ」「ニジューヨッカ」という漢語+和語の異例な読み方になっており、 そのまま「カン」をつけて期間を数えるのが自然なようにも思います。 日付で馴染みの14日と24日に限って言えば、その方がむしろ違和感がないかもしれません。 ▼いずれにしても厳密な決まりがあるわけではなさそうです。ですが、私はアナウンサーの現役時代、 14日間、24日間はもちろん、31日以降の34日間、44日間、54日間・・・も押し並べて、 期間を数える時の不文律と容受し「☓☓ヨンニチカン」と読んできました。 僭越ながら、ニュースなどで「☓☓ヨンニチカン」と読んでいるアナウンサーがいると、 数字や数詞に対するこだわりの姿勢が感じられ、ついつい親近感を抱いてしまいます。 ▼さて、2月の鞍田朝夫「話し方教室」は、今のところ、6日と20日に開講する予定です。 午前10時から12時まで富山県民会館で開きます。学習テーマは、6日が「エピソードで話す」 20日が「正しい敬語で話す」です。 入会を希望される方の見学を受け付けます。 予め、☎076-431-3248 か kurata2347@gmail.comへご連絡いただければ幸いです。

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